NHKの放送100年企画をPRした桑子真帆アナウンサー(撮影・松尾幸之介)

NHKは20日、2025年に迎える放送100年の企画の詳細を発表した。

1925年3月22日に日本初の放送がラジオで始まって100年を迎えることを記念したもので、キャッチコピーは「ひとりを思う、みんなのメディアへ。」。11月26日午後7時半からは内村光良、大泉洋、上白石萌音、桑子真帆アナウンサーが出演して過去の「紅白歌合戦」の名場面や当時のエピソードを生放送で届ける特別番組「『あなたが選ぶ!みんなのベスト紅白』キックオフスペシャル!」を放送する。名シーンなどの振り返りをはじめ、紅白でさまざまな伝説を残してきた歌手北島三郎と内村、大泉による鼎談(ていだん)も公開。第2弾は来年1月3日、第3弾は3月に放送予定という。

また、12月14日と15日には前後編に分けて1971年放送の「第22回紅白歌合戦」を、ビデオレストア技術を駆使して4K同等映像に修復して届ける。同回の紅白では冬季札幌オリンピックを翌年に控える中、尾崎紀世彦「また逢う日まで」や小柳ルミ子「わたしの城下町」、堺正章「さらば恋人」ら数々の名曲が披露されていた。

20日に都内の同局で行った会見に出席した山名啓雄メディア総局長は、このほかの回での放送も準備しているといい、「まずは今回の回をご覧いただいて、視聴者の方がどのように受け止めていただけるか。反応をみた上で今後どうしていくか考えていきたい」と語った。

会見には桑子アナも出席して企画の魅力などを紹介した。このほか来年1月5日放送開始の新大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」との連動企画シリーズとして、同5日午後9時から日本文化で盛り上がる世界各地の現場などを紹介するNHKスペシャル「新ジャポニズム」も放送。複数回に分けて放送し、第2集~第4集は3月に放送予定。

NHKでは3月22日の放送記念日の前後でこれら以外にも特集番組を集中的に編成する予定という。

また、年末年始の特集番組についても発表し、12月30日午後7時半からは今年の紅白歌合戦の司会も務める女優橋本環奈に密着した「プロフェッショナル 仕事の流儀『俳優 橋本環奈スペシャル』」を放送。BSでは12月21日午後9時から、「ミスタープロ野球」長嶋茂雄氏の引退から50年を記念した特番「みんな あなたが好きだった プレーバック 長嶋茂雄の世紀」を放送する。50年前の引退試合を起点に、長島氏と交流深い松井秀喜氏ら周辺人物も徹底取材。そのヒーローの魅力をたっぷりと届ける。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 NHKが「紅白歌合戦」名場面や当時のエピソードなど届ける 11・26に放送100年記念番組