熱唱でライブを盛り上げるNEWS。左から小山慶一郎、増田貴久、加藤シゲアキ(撮影・中島郁夫)

NEWSが17日、千葉・ららアリーナ東京ベイでアリーナツアー「NEWS LIVE TOUR 2024 JAPANEWS」最終公演を行った。最新アルバム「JAPANEWS」を引っさげ、全国8都市17公演のツアーで16万3000人を動員。“日本”の「魅力」「音楽」「人々」になぞらえた構成の元、レジェンド声優の野沢雅子(88)のナレーションがライブをナビゲート。アルバムのリード曲「JAPANEWS」や「weeeek」など全27曲を披露した。

会場いっぱい、星空のようにきらめく白いペンライトに包まれながら完走した。3人を待ちわびた観客の期待に応えるように「JAPANEWS」で熱気を高めて幕開け。センターステージでは、12年リリースながら、サブスク解禁の影響で人気が再燃したグループの代表曲「チャンカパーナ」を熱唱。小山慶一郎(40)は「千葉、盛り上がっていくぞー! すてきな旅をしましょう」とあおって大歓声を浴びた。

05年に「NEWSニッポン」でCDデビュー。結成22年目。MCでは小山が客席を見渡し「年々座るのが早くなってる(笑い)」とファンをイジる場面も。男性ファンも多く来場し、小山は「フェスに出てからメンズ(男性ファン)が増えました」と長い歩みの中での変化に触れ、加藤シゲアキ(37)は「男の魅力ってヤツですか?」とファン層の拡大を喜んだ。

締めのあいさつではそれぞれがファンと手を取り合った。加藤はファンとの間ではおなじみ「労働」「勤労」と唱えるコールアンドレスポンスを行い、小山は「NEWSとともに生きていきましょう!」と投げかけた。増田貴久(38)は「手前みそですが、自分で歌いながら自分の応援歌として歌っているところがあります」とファン同様、自身の楽曲が応援歌だ。「みんなの何かになれる活動ができていれば良いなと思っています」と思いを伝え、締めくくった。【望月千草】

○…MCトークでは、メンバー愛と仲の良さがにじむ一幕もあった。加藤は、監督として制作に携わる映画のロケハンで愛知・東海市を訪問した際の出来事を回想。現地関係者との懇親会で「チャンカパーナ」の歌唱をリクエストされて歌うも、やや盛り上がりに欠ける結果になったという。アップテンポかつ、途中でせりふが入るという曲調を1人で歌い切るのは難しく、「1人だと盛り上がらないのよ…」と苦笑。増田が「俺と小山がいないとな~」と言うと、加藤は即座に「お前らいないとあの歌は歌えない!」と呼応。互いにまんざらでもない笑顔を浮かべていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 NEWS小山慶一郎「年々座るのが早くなってる」ツアー最終公演、ファンをイジる場面も