乳がん闘病の格闘家妻「幸せが苦しみを超えました」治療終了を報告
かつて「闘うフリーター」の愛称で親しまれた総合格闘家の所英男(46)の妻、奈々さんが12日までにX(旧ツイッター)を更新。闘病していた乳がんの治療が終了したことを報告した。
奈々さんは所のXアカウントで自筆の文書を公開し、「所英男の妻です。がんの治療が無事に終わりました」と報告。「トリプルネガティブ乳がんと診断され、8ヶ月間。抗がん剤8クール、手術、放射線治療16回。あと何回…と何度も数え、人生で一番長く感じた毎日でした」と治療期間を振り返り、続けた。
「でも、人って優しい!生きてるから言えることですが、こんなに大勢の人に支えられていることに初めて気づき、皆様から澄んだ優しさをいっぱいもらい、幸せが苦しみを超えました。言葉にはしなかったけど、「試合にもガンにも勝つよ!」って思っていました」とつづった。
続けて「私は、PNHという100万人に数人の難病も患っています」と公表。「命についてずっと考えてきた人生です。ここで立ち止まることはないと」と強い思いを抱いて闘病に臨んでいたことを明かした。
7月に所が出演したRIZIN公式YouTubeチャンネルで、奈々さんが乳がんを患っていることを公表。その後、奈々さんは夫が出場した「超RIZIN3」の試合を愛息とともに会場で観戦した際、観客から声援を受けた。「超RIZINの会場で何者でもない私に『おめでとうございます!』と大勢の方が声をかけてくれました。がんを公表した夜に、何百通のメールを頂きました。みんなが泣いてくれたから、私は泣かずにすみました。所家を応援してくださった皆様有難うございます!」と感謝し、「今後も所英男の応援をお願いします」と呼びかけた。