映画「ショウタイムセブン」完成報告イベントに登壇した、左から吉田鋼太郎、生見愛瑠、阿部寛、竜星涼、井川遥(撮影・村上幸将)

阿部寛(60)と竜星涼(31)が11日、都内で行われた映画「ショウタイムセブン」(渡辺一貴監督、25年2月7日公開)完成報告イベントで、命がけの体験談を求められ、ともに共演した23年7月期のTBS系ドラマ「VIVANT」の撮影を上げた。

「ショウタイムセブン」は、韓国で大ヒットをしたソリッドスリラー「テロ,ライブ」(キム・ビョンウ監督)が原作。主演の阿部は、国民的報道番組「ショウタイム7」の元人気キャスター折本眞之輔を演じた。午後7時、ラジオ番組に1本の電話が入り、直後に発電所で爆破事件が起こると電話をかけてきた謎の男から、交渉人として指名されたのは、ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスター折本眞之輔(阿部寛)。折本は突如、訪れた危機を番組への復帰チャンスと捉え、生放送中のスタジオに乗り込み、自らがキャスターとして犯人との生中継を強行する。折本に代わって「ショウタイム7」のキャスターを務める安積征哉を演じた。

司会のフリーアナウンサー荘口彰久(56)から、阿部と竜星が「VIVANT」以来の共演となることが紹介された。その後、展開されたトークの中で、作品にちなみ「命がけの体験談は?」と質問が出た。阿部は「さっき、名前は出ましたけど…。作品は言えませんけど、道なき道を10何時間、行かなきゃいけない撮影があって。車さえ、撮影中に、1回(の移動)で4回ぐらいパンクするという道なんですよ」と切り出した。「さすがに長いんで、行く間に車の中で寝るじゃないですか? ガツンと落ちたりして、首をやっちゃうんですよ。最初の1、2日で、これは命がけだなと思った」と、まるで昨日のことのように生々しく振り返った。そして「人間って、すごいなと思ったのは、その状況に慣れて寝る技を考えるんですよ。逆に、浮くから(座っていても)お尻が9時間、揺られても痛くない。ガツンと落ちる際の、ドライバーの緊張感も察知できるようになり、そのくらいの状況の方が良くなった」と笑った。

すると、竜星も続いた。「僕も作品は言いませんけど…某作品で、割と砂漠があって、周りが何もない環境の中、シャワーを浴びようとして。頭を洗って、上半身が全部、終わって、下半身を洗ったら…お湯が出ない。水なんです」と、阿部に負けじと生々しく当時を振り返った。その上で「全身、泡だらけで。マネジャーに確認したら『もう、今日の分のお湯が出ないみたいで、皆さん、明日朝、入られるようです』言ってよ! と。命がけで水を浴びた」と笑いながら明かした。

話を聞いていた阿部は「多分、俺が先に使ったんだろうね」と笑った。「VIVANT」で、阿部は警視庁公安部外事4課の捜査官・野崎守を、竜星は野崎とバディを組む新庄浩太郎を演じた。

この日、共演陣として発表された生見愛瑠(22)井川遥(48)吉田鋼太郎(65)も登壇した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 阿部寛「道なき道移動で首やられる」竜星涼「砂漠で水シャワー」「VIVANT」で命がけ撮影