市川團十郎家の墓前に襲名披露興行の無事終了を報告した、右から8代目市川新之助、13代目市川團十郎白猿、市川ぼたん(撮影・千葉一成)

歌舞伎俳優13代目市川團十郎白猿(46)が10日、代々團十郎が眠る都内の市川團十郎家の墓前で、2年間の襲名披露興行を無事に終えたことを、長女市川ぼたん(13)長男市川新之助(11)と報告した。13年に死去した父の12代目團十郎さん、17年に亡くなった妻小林麻央さんも眠っている。

22年から始まった襲名披露興行は、10月26日に大阪・松竹座で大千秋楽を迎えた。團十郎は「達成感はすごかったです。ようやく終わったなと本当にほっとしています」と話し「進むこと、古典を守ること、改革すること。それとともに批判をお受けすることをしっかり受け止めたい。臆することなく進められる自分であることを誓った千秋楽でした」と語った。来年1月は東京・新橋演舞場で「双仮名手本三升(ならべがきまねてみます) 裏表忠臣蔵」で4役つとめる。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 「達成感」市川團十郎白猿「臆することなく進められる自分であることを誓った」襲名披露興行終了