リアム・ペインさん(ロイター)

16日にアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルの部屋から転落して死亡した英人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション(1D)」のメンバー、リアム・ペインさんが、部屋のバルコニーから自ら飛び降りたと地元当局が米ピープル誌に明かしたことが分かった。ペインさんは滞在先のホテルの3階から転落し、頭部の負傷が原因で亡くなったと伝えられている。

英BBCの報道によると、転落する数分前にホテルから警察にペインさんに関して2度の通報があったという。最初の通報は午後5時1分で、薬物とアルコールを摂取した宿泊客が部屋で暴れているので警察官を派遣して欲しいという内容だったという。そして直後の2度目は、宿泊客がバルコニーのある部屋にいて命が危険にさらされている可能性があるので、至急誰かを派遣して欲しいという緊迫した内容だったという。

アルゼンチンの全国紙によると、最初の通報から3分後に警官が派遣されてすぐにホテルに到着したが、5時7分に「男性が3階から転落した」との通報が入り、その数分後にホテルの中庭で倒れていたペインさんの死亡が確認されたという。

報道によると、転落した場所の近くからはウイスキーのボトルとライター、携帯電話が発見されたという。また、室内はさまざまなものが壊されていて荒れ果てた状態だったといい、市販薬やエナジーパック、不安症の治療に使用される処方薬などが見つかったという。現時点で、薬物やアルコール下にいたのかどうかは分かっていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 ワン・ダイレクションのペインさん、自ら飛び降りたとアルゼンチン当局が米ピープル誌に明かす