テレビ朝日系「ドラえもん」主要キャラの歴代声優

9月29日に老衰のため90歳で亡くなった、声優で俳優の大山のぶ代さんが、長く声を務めてきたテレビ朝日系アニメ「ドラえもん」(土曜午後5時)が12日、訃報公表後初めて放送された。

12日の放送について、公式サイトでは「飛べ!しずかちゃんのロケット」「おおかみ男クリーム」の2本を告知。「放送内容を一部変更してお届けいたします」と添えられた。当初は「おおかみ男クリーム」ではなく「ウルトラよろい」が告知されていた。現在は、05年4月に大山さんから引き継いだ水田わさびがドラえもん役を務めている。

大山さんの訃報は11日に所属事務所が発表。テレビ朝日も「大山のぶ代さんの訃報に接し、驚きと悲しみでいっぱいです。大山さんには、1979年から2005年まで、26年もの長い間、『ドラえもん』の声優を務めていただきました」とし、「大山さんの優しく包み込むような声は、世界中の子どもたちの心を動かし、夢と希望を届けて下さいました。その多大なるご功績に感謝致しますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます」とコメントを発表した。アニメ「ドラえもん」の公式サイトにも同じコメントが掲載された。

水田わさびも同日、コメントを発表。「突然のご逝去の報に何をどう伝えればいいかわからないくらい心が動いております。それくらい偉大な役者さんであり、とてつもなく大きなバトンを受け取りました。今も演じる中で、大山さんがマイクの前に立つ背中を思い出します。これからも何度も思い出します。その背中に届くように、のび太君たちとこれからも冒険します。長い間、本当にありがとうございました」

大山さんは、79年にテレビ朝日系で「ドラえもん」シリーズが放送開始されて以降、長く出演してきたが、05年3月をもって、のび太役の小原乃梨子さん、しずか役の野村道子、ジャイアン役のたてかべ和也さん、スネ夫役の肝付兼太(きもつき・かねた)さんとともに後任に交代。野村以外は故人となった。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 大山のぶ代さん訃報発表後初のテレ朝「ドラえもん」放送 事前に「一部内容変更」告知