「あしなが学生募金」オープニングセレモニーで募金を呼びかける西川きよし(撮影・阪口孝志)

西川きよし(78)が12日、大阪市の南海なんば駅前のなんば広場で、あしなが学生募金事務局主催の「あしなが学生募金 関西オープニングセレモニー」に参加した。

19日にスタートする秋のあしなが学生募金のオープニングセレモニー。きよし自身も父親の病気で高校進学をあきらめた。3人の子供を持つ親でもあり、86年からボランティアとして参加を続けている。

遺児学生とともに街頭に立ったきよしは「子どもたち、学生さんのために、あしなが募金、よろしくお願いいたします」と募金を呼びかけた。

終了後は「気持ちは変わらない。初心を忘れてはダメ」と汗をぬぐい、募金をしてくれた人々に「いろんなおうちがある中で、『募金してください』なんてこんな厚かましいことはないが、してくださった人には胸の痛みとともに感謝の気持ちでいっぱい。真心で活用させてもらいたいし、学生には価値のあるお金だと理解してほしい」と願った。

衆院選が15日に公示される。きよしは参院議員として教育や福祉に力を入れた過去がある。「政党によって無償化だとか公約がある。どこが自分たちのためにやってくれるのかをしっかり見極めてほしい」と話していた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 西川きよし「初心忘れてはダメ」 38年続けるライフワーク「あしなが学生募金」