松本人志(2022年撮影)

ダウンタウン松本人志(60)が「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして発行元の文芸春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟について、松本側代理人を務める田代政弘弁護士が10日、都内で取材に応じた。

8月に延期となっていた第2回弁論準備は11月11日午前11時半に非公開で行われることが10月8日に決定。田代弁護士は「裁判所からこの日でどうですかと期日を聞きました。そこに向けて進めるだけです」と話した。

8月の弁論準備の延期について、一部では和解へ向けた動きをみせているとも報じられた。その点については「否定も肯定もしません」と語るにとどめた。第2回弁論準備へ向け、文春側は約20ページにもおよぶ証拠を提出しており、「そこから再開しましょうということ。ただ、出してきた証拠は(自分たちも)前から知っていることですからね。こちらも反論準備を進めています」と話した。

松本の現在の様子については「知らないです。自分らからじゃなくて、他から得られる情報があるでしょう?」とほほ笑みながらかわした。

弁論準備は審理の争点や証拠の整理を行うもので、法定外の準備室やオンラインで行われることが多い。第2回はもともと8月14日に実施予定で週刊文春側から記事の真実性、真実相当性を主張する証拠提出などが予定されていたが、前日13日に延期に。理由は明かされなかった。

裁判は3月28日に東京地裁で第1回口頭弁論が行われ、松本側は性的行為を強要されたと主張する「A子」「B子」の特定などを要求。文春側は応じなかった。6月5日のオンラインでの第1回弁論準備手続きは約10分で終了。前回話題に出た、記事内で松本からの性行為強要を訴えた「A子」ら女性2人の素性は明かされないまま進める流れとなり、新たに松本側が休業損害を請求することも明らかに。目立った証拠提出などはなく、文春側は延期となった第2回で「全ての主張をする」と述べていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 松本人志の訴訟代理人、文春との和解報道に言及 田代政弘弁護士「否定も肯定もしない」