武田真一アナウンサー(2024年2月撮影)

元NHKでフリーの武田真一アナウンサー(57)が7日、インスタグラムを更新。元日の能登半島地震や9月の記録的豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市で水害復旧のボランティア活動を行ったことを報告し、復興支援への思いをつづった。

武田アナは、金沢駅からバスで現地を訪れたボランティアメンバーたちとの写真をアップし、家屋内や建物の外構等に流れ込んだ土砂の撤去などの作業を行ったことを報告。「両手で抱えなくては持てないくらいの石が混じった土砂は、水を含んで重く、すぐに腰が痛くなりました。それでも、ボランティアの皆さんがお互いに励まし合い、交代しながら、なんとか今日のミッションを完遂しました」と振り返った。

続けて「今回、現場で働いてみて改めて思ったことがあります。それは、復旧・復興という言葉を、決して軽々しく使ってはならない、ということです」との思いを記し、「復旧・復興は、いわば膨大な片付け作業です。いくらメディアが能書を垂れても、そこにある土砂や瓦礫を、誰かが泥だらけになり腰を痛めながら、少しづつ掬って取り除かないと、ひとつも前に進みません。シャベルで救った場所が、ほんの数センチ四方だけキレイになる。それが少しづつ広がって、道になり、畑になり、街になり、また人々が暮らしを営む場になる。そのためには、たくさんの人手が必要…」と説明。「改めてそのことを胸に刻んだ旅でした」とした。

また、自身の経験をもとに、これから現地でボランティア活動をしようという人に向け、必要な装備などを紹介。「それから、現場は食糧・水は自給自足です。完全自己完結できる事が必須です」とし、「大変そうに感じるかもしれませんが、困ったら、ベテランボランティアの方が助けてくれます。みんな楽しく参加していらっしゃいます。そして、忘れられない一日になることは保証します。皆様もぜひ!!」と呼びかけた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 元NHKアナ、能登被災地でボランティア 復興へ思い「いくらメディアが能書を垂れても…」