3月放送のNHKドラマ「水平線のうた」で主演を務める阿部寛

俳優の阿部寛(60)が主演を務めるNHK土曜ドラマ「水平線のうた」(25年3月1日、8日午後10時)が4日、制作開始を発表した。

宮城県石巻市と女川町を舞台にしたユーモラスで温かなヒューマンドラマ。震災で妻と娘を失い、タクシー運転手として働く大林賢次(阿部)が、乗客の女子高生が口ずさんだ曲を聞いたことをきっかけに妻の想いを知る。その女子高生や音楽仲間とともに、町にささやかな奇跡を起こす物語となっている。女子高生・りら役を白鳥玉季(14)、賢次の妻・早苗役を松下奈緒(39)が務める。

阿部は「このドラマは、震災から13年がたった今、過去の喪失と向き合う人々の姿を静かに、しかし深く描き出しています。主人公の大林賢次が、妻と娘を探し続ける中で、偶然出会った女子高生との交流を通じて、失われた絆やいまだ癒えない心の傷に再び向き合う様子が細かく描かれています」とコメント。続けて「人の垣根を越えて残る音楽の力、未来を見つめる若い世代と、過去に縛られる大人たちの対比が大きなテーマとなっており、多くの方々に共感していただける作品です」と語った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 阿部寛、3月放送のNHKドラマ「水平線のうた」主演決定 宮城・石巻市と女川町が舞台