フジテレビ

政治アナリスト伊藤惇夫氏が、29日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。27日に投開票が行われた自民党総裁選で、小泉進次郎元環境相が敗れた原因について分析した。

前評判高かった小泉氏だったが、党員・党友票が伸び悩んだこともあり、1回目の投票で敗れて決選投票には進めなかった。

MC東野幸治から「スタートダッシュ良かった小泉さんが足が止まっちゃった理由」と聞かれると、伊藤氏は「スタートダッシュが良かった風に見せたのはメディアです。最初、メディアが徹底的に小泉さんをフレームアップしたんですね。ですから関心がそこに集まった」と指摘。「ただ党員票が意外に少ないというのは最初から分かっていた。自民党の党員の方って年齢層が高いんですよ。そういう人たちから見ると、まだ若い、ちょっと経験不足じゃないか、という思いが強かったのがひとつ」と要因をあげた。

さらに2つめの要因として「選挙戦が始まって、議員間で討論が何度も行われた中で、政策に対してまともに答えられない場面が結構あって」と言及。東野から「まともに答えられないのは、それ言われたらキツイから…なかなか本当の事を言えないから言えないのか、分かってないから言えないのか、どっちなんですか」と聞かれると「たぶん後者だと思います」と断言し、「分かってない」と推測した。

伊藤氏は「変な話ですけど、小泉さんってこれまで1度も議員同士の討論とか、厳しい意見を言われるようなテレビ番組等には1度も出たことがないんです。だから自分の弱点を知っていたのかもしれないんですけど、今回は否応なく、それをやらざるを得なかった」と私見を述べた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 失速の小泉進次郎氏は「本当のことを言えない」「分かってない」どっち? 政治アナリストが断言