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ジャーナリスト青木理氏が定期的にコメンテーターとして出演しているTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)が29日、放送された。青木氏をめぐっては、9月12日に配信された政治メディアのYouTubeチャンネルで、自民党支持層を念頭に「劣等民族」と発言し、批判を受けて謝罪、撤回の意を示した上で、当面の間、地上波のテレビ番組への出演自粛を発表しているが、番組では青木氏に関して、特に触れられることはなかった。

この日は前週に続いて、青木氏と同様の立場で定期的に出演している元TBS記者でニュースキャスターの松原耕二氏がコメンテーターの1人として出演。自民党総裁選や能登半島豪雨、激動する国際情勢などさまざまなテーマについてコメントした。

青木氏は12日のYouTubeチャンネルで、ジャーナリスト津田大介氏と対談。津田氏が冒頭で「人々はなぜ自民党に入れ続けるのか?」という内容の講演を予定していると述べた際、青木氏は「ひとことで終わりそうじゃない?。『劣等民族』だからって」と、発言した。津田氏は「単純な話ではなくて、いろいろなのがあるんじゃないか」と深堀りする趣旨を説明したが、このやりとりがXで拡散されると、批判のコメントが相次いだ。

青木氏はこれを受けて、27日に配信された政治メディア「ポリタスTV」の番組に出演した際、「劣等民族」発言について謝罪し、撤回。地上波テレビ番組の出演の当面自粛を明らかにした。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 サンモニ、青木理氏の地上波テレビ当面自粛には特に言及せず 「劣等民族」発言問題