田原総一朗氏(2023年8月撮影)

ジャーナリスト田原総一朗氏(90)が27日深夜、司会を務めるテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ」に生出演。地上波ラスト放送で思いを語った。

同番組は今年10月、BS朝日のゴールデンタイムへ移行する。これまでは月末最終金曜の深夜に激論を交わしてきたが、10月からはBS朝日で毎月最終日曜の午後7時からの2時間枠で論戦を展開することになる。

番組のラスト、進行の渡辺宜嗣アナ(69)は出演者したパネリストの合計人数は6600人だといい、その間、20人の内閣総理大臣の政策と向き合ってきたという。「第1回の放送では32歳でした」と切り出し、

「第1回は中曽根政治の功罪ですから。中曽根政権から岸田政権まで、37年半の間に20人に総理の政策と我々は立ち会ってきたと。こういうことになるわけですよ」と胸を張った。田原氏は「番組で、3人の総理をクビにしてます」と不敵な笑みを見せた。

X(旧ツイッター)では「#朝まで生テレビ」の投稿が相次いだ。「37年間やってたのか。田原総一朗って毀誉褒貶のある人だったけどTVを面白くした一人ではあるな。『聖徳太子って知ってる?』と小バカにした出演者をブチ切れさせたのも懐かしい。BSに行ったら観る人少なくなるな」「来月からはBS朝日に移動。田原総一朗さんを見るのは今日で最後かもしれんな。何かしおらしくなってるような気がするけど。最後なんだから岩田温さんとか藤井聡教授とか出してほしかったな。森永卓郎さんとかね」「#朝まで生テレビそれこそ10代の頃から 政治家評論家の激しい舌戦を観てきて 自分の思想信条に多少なりとも影響を 受けたと言えるテレビ番組でした ずいぶん久しぶりに観たけど 田原さんも周りの人も大変だろうし 観やすい時間になってリニュするのは 良いことなのでしょう」などと書き込まれていた。

同番組は1987年(昭62)4月にスタート。放送開始から38年目となり、昭和、平成、令和の3時代をまたいできた。放送回数も6月28日放送分まで446回を数える長寿番組となっている。これまで、内閣や安全保障、憲法といった国内政治から、アメリカ、中国、北朝鮮などの国際情勢、宗教、IT、少年犯罪など多岐にわたるテーマを、時代のキーマンたちとともに、熱い議論を展開してきた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 田原総一朗氏「朝生」地上波ラスト放送に「テレビ面白くした人」「BSなら見る人減る」X反応様々