三遊亭王楽(08年9月撮影)

落語家の三遊亭王楽(46)が、来年2月20日付で七代目三遊亭円楽を襲名することが24日、発表された。所属する五代目円楽一門会が決定した。王楽は襲名にあたり、コメントを発表した。

「いつも大変御世話になって居ります。

私こと三遊亭王楽は、一門の皆様のご推挙により、七代目三遊亭円楽を来春より襲名させて頂く事と相成りました。ひとえに五代目並びに六代目、また諸先輩方、更には御贔屓の皆様方のお陰と存じて居ります。有難う御座居ます。

五代目六代目が大きくした名跡を汚さぬよう精進致しますので、これからも宜しくお願い致します!

  三遊亭王楽」

王楽は本名・家入一夫(いえいり・かずお)。東京都練馬区出身で、父も落語家の三遊亭好楽(78)。駒大文学部英米文学科卒業後の2001年(平13)に、五代目三遊亭圓楽の27番目、最後の弟子として入門した。父とは兄弟弟子にあたり、師匠からは一門弟子史上最多10演目を直接稽古され、04年5月に二ツ目昇進、09年10月に真打昇進した。伸びやかな感性と現代性が特徴で、持ちネタは約200演目を誇る。08年にNHK新人演芸コンクールで落語部門大賞を受賞した。プライベートでは2児の父。

王楽は六代目三遊亭円楽さんの三回忌にあたる30日に、父の好楽、林家木久扇(86)も出席して襲名会見を開く。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 三遊亭王楽が七代目円楽襲名 父は好楽 五代目円楽さん最後の弟子、先代三回忌の30日会見