大森靖子(2015年1月撮影)

女性アイドルグループ・ZOCのプロデューサー兼メンバーのシンガー・ソングライター大森靖子(36)が15日までにX(旧ツイッター)を更新。性差別に関する思いをつづった。

若い女性を中心に強く支持される大森だが、自身のファンやリスナーをめぐり一部で男性を排除するような声があることを受け、「音楽聴いてる人の性別叩きやめてくれると嬉しいな」と言及。その上で、「“音楽に性別関係ない”とかそんな綺麗事じゃないです。性別も年齢も見た目も全部関係あるよ。関係なくなんかないよ」と自身の考えを示した上で続けた。

「活動はじめてからも、初期は男のバンドマンだらけの中で舐められるから過剰に強く下品に振る舞う必要があったし、メジャーデビューしたら芋なのにかわいい曲きついとか、アイドルはじめたらおばさん混じってる邪魔やめろって言われ続けたし 男だったらなーもっとうまくいくのにって思った時だらけ!」と、性別に関して強く意識するきっかけとなった出来事を記した。

自身の精神性は「少年ジャンプ」的な一面もありつつ少女的な「カワイイ」を愛でる思いもあるといい、アーティスト活動においても性別などにとらわれず全ての感情を肯定することを根幹としてきたことから「限定的な性別の人は大森靖子聞くなと言われること、何よりも心外です」と訴える。

「誰得の多様性をやめましょう。人間の数だけ感情がある。その気持ち悪さを、おもろいかも?って思い合うことでだけ拡がる視野と美しい光景への予感があるはずです」と呼びかけた。

また続くポストでは「ごめんね、男は聞くなみたいなその感情のことも本当は好きなんだよ」と本音も明かしつつ、「生まれた心のことはどんなものでも否定したくない 活動が届いてないことさみしくなるので、私も言葉を使いたいなってなっただけです」と真意を説明し、「なので性別叩きを叩くのもやめてください」とあらためて訴えた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 カリスマ女性シンガー、性差に私見「性別叩きやめて」も「“性別関係ない”とか綺麗事じゃない」