Netflixシリーズ「極悪女王」配信記念イベントで、入場するゆりやんレトリィバァ(撮影・丹羽敏通)

ゆりやんレトリィバァ(33)が12日、都内でNetflix主演ドラマ「極悪女王」(19日配信開始)の記念イベントに出席した。午前の会見では役の女子プロレスラーになりきり、巻き上げた髪形に全身黒のジャケットスタイルで登場。「コノヤロー! 見ないやつは息の根を止めてやるー!!」と叫び、続いて登場した相手役の唐田えりかとにらみ合い。唐田が耐えられずに噴き出す場面もあった。

★白石監督を竹刀攻撃

12月からは夢に掲げる米国での芸能活動挑戦を控えており「(全世界配信で)これで米国で売れられるって思ったんですよ。最初は売れたいという私利私欲だけでオーディションを受けました」と正直に語った。

演じたダンプ松本のトレードマークでもある竹刀打ちで験担ぎを行った際には、白石監督が「僕もいいですか」と急きょ前へ。ゆりやんは「ここまで連れてきてくれてありがとうございました!」と絶叫しながら背中へ一撃を見舞い、倒れ込む監督に蹴りと首絞めも追加する“即興プロレス”で盛り上げた。

★後楽園ホール特別試合

さまざまな苦難も乗り越えた一作になった。役に合わせ、体重は約40キロ増量、共演者と細部まで確認してプロレス技を探求した。撮影途中で背中と頭を誤って打ち、医師から安静指示が出て撮影が中断したことも。公開時期が約1年ずれ、出演決定から約4年越しの公開で会見終盤では感極まって涙した。「白石監督がいなければ私たちはどうなっていたかわからなかったです。ありがとうございます」。感謝の言葉を述べ、共に登壇した唐田えりか、剛力彩芽もうなずきながら耳を傾けた。

後楽園ホールで行った午後のイベントでは、松本本人らも見守る中、レスラーを招いた特別試合を開催。出演俳優らも大集結した。松本はゆりやんについて「口の形とかも勉強していてダンプ松本そのものでした。すごく頑張ったね」と努力をたたえていた。【松尾幸之介】

◆「極悪女王」 80年代の女子プロレスブームをけん引したダンプ松本が、心優しき少女から“最恐ヒール”の極悪レスラーになっていく半生を描く。鈴木おさむ氏の企画・脚本・プロデュースで、白石和彌監督がメガホンをとった。Netflixで世界約190カ国に配信。全5話。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 「極悪女王」ゆりやん、本家ダンプ松本から太鼓判!「米国で売れられる!」