映画「ぼくのお日さま」先行公開舞台あいさつに登壇した中西希亜良(撮影・村上幸将)

中西希亜良(13)が7日、東京・TOHOシネマズシャンテで行われた映画「ぼくのお日さま」(奥山大史監督、13日公開)先行公開舞台あいさつに登壇。5月にフランスで行われた、世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭のレッドカーペット上で、前後をミシェル・ヨー(62)とケビン・コスナー(69)の大物米俳優に、会場で前後を挟まれたと笑顔で振り返った。

「ぼくのお日さま」は、5月にフランスで開催された第77回カンヌ映画祭ある視点部門に出品された。今年の同映画祭では、映画祭のオフィシャルセレクション部門の中で、日本作品として唯一の出品となった。雪の降る街を舞台に、フュギュアスケートを学ぶ少女さくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川の3人の視点で描かれる。雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語を描き、商業映画デビューとなった28歳の奥山大史監督が撮影、脚本、編集も手がけた。

今作が初演技、初の映画出演の中西は、カンヌの思い出を振り返るトークコーナーで話を振られ「面白い話じゃないと、いけないんですか?」と、プレッシャーを感じていると笑いながら口にした。その上で「公式上映前に、海辺で遊んで…いっぱい写真を撮って、私は200枚くらい撮って、ダメなヤツは消した。越山君は…」と言い、映画初主演のEBiDAN NEXTの越山敬達(15)に語りかけた。越山が「僕は500枚くらい…消してない」と笑うと、池松壮亮(34)は「カンヌに全然、関係ない。空向けとか。せっかくだから海岸、撮れば良いのに」と、越山がカンヌらしい写真を撮っていないと明かした。

すると、中西が「前がミシェル・ヨーさん、後ろはケビン・コスナーさん…挟まれました」と、明かした。すかさず、池松は「敬達に『(遭遇した)誰が感動した?』って聞いたら、ゆりやんレトリィバァさんって」と、同時期にカンヌで映画監督デビューを発表した、ゆりやんレトリィバァ(33)との出会いを喜んだと明かした。

◆「ぼくのお日さま」 吃音(きつおん)のあるアイスホッケー少年タクヤ(越山敬達)は「月の光」に合わせてフィギュアスケートを練習する少女さくら(中西希亜良)の姿に心奪われてしまう。ある日、さくらのコーチ荒川(池松壮亮)は、ホッケー靴のままフィギュアのステップをまねて何度も転ぶタクヤを見つける。タクヤの恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習を付き合う。しばらくして荒川の提案から、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習を始めることになる。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 中西希亜良、カンヌでミシェル・ヨー、ケビン・コスナーに挟まれ仰天も…越山敬達が喜んだのは?