風吹ジュン(2008年11月2日撮影)

歌手、女優の風吹ジュン(72)が4日放送のNHK「ファミリーヒストリー」に出演。自身のルーツに迫った。

12歳の時に両親は離婚。父方のルーツは富山・八尾町(現富山市)。曽祖父は鍛冶屋を営み、地元の名士だったという。父章は旧制高岡中(現高岡高)出身。文武両道のきまじめな性格に育ったといい、ティッシュを捨てる際は畳んでから捨てるほどだったという。旧制中学を卒業した1941年に太平洋戦争が勃発。「浜松教導飛行師団」に配属される。戦局が悪化した1945年3月、特攻隊に志願。だが出撃の直前に終戦を迎えた。

「自分は国の役に立てなかった」と失意を胸に1946年、京大工学部に進学。そこで、風吹の母となる堀川ミサさんに出会うことになる。

風吹はスタジオトークで「知ってることと知らないことと。懐かしい人も」と切り出した。きちょうめんな父については「確かにお鼻をかんだり、ご飯の食べ方とかていねいでした。子どもの頃、しつけされていた」と当時を回想した。

父が特攻隊を志願したことについては「生きてないと私いませんもんね」としみじみ語った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 72歳風吹ジュンの父は京大工学部出身、太平洋戦争で特攻隊志願も…「生きてないと私いません」