映画「あの人が消えた」完成披露上映会に登壇した高橋文哉(左)と田中圭(撮影・村上幸将)

田中圭(40)が4日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた映画「あの人が消えた」(水野格監督、9月20日公開)完成披露上映会に登壇し、主演の高橋文哉(23)との再共演を快諾した“おとこ気出演”の裏側を明かした。

「あの人が消えた」次々と人が消えるとうわさされる、いわくつきのマンションに出入りする中で、怪しげな住人の秘密を偶然、知ってしまい大事件に巻き込まれていく配達員・丸子を演じる。小説家を夢見る丸子の職場の先輩・荒川を田中が演じた。高橋は、田中が高校教師役で主演した20年のテレビ朝日系ドラマ「先生を消す方程式。」で生徒役を演じており、オファーを受けた田中が「何とか参加したい」とで高橋を支えた。

トークの中で、まず高橋が、司会の日本テレビ・ラルフ鈴木アナウンサー(50)から、田中との共演を聞かれ「安心感がありました」と答えた。田中から「そうでしょう」と言われると「(共演は)3年半ぶり。(初共演の当時は)僕の主演作で、また共演できるとは思っていなかった」と感慨深げに振り返った。

田中は、高橋の主演作への出演オファーを即決したと紹介されると「僕は、そうです」とうなずいた。その上で「慣れない現場で、前向きでかわいいなと。トリッキーで普通の現場じゃなかったけど頑張ってるなと」と初共演時を振り返った。

そして「(高橋が)他の作品でキャリアを積んでいるのを見てきた。あるパーソナルトレーナーがいるジムに、文哉がいた」と、ジムで高橋と再会したと説明。「『若い時からジムに行くのは早い、早いと』言ったら『圭さんみたいな体になりたい』と言われ…お前、本当か? と。その時、それが、かわいくて」と、自分を目指すと口にした高橋の、後輩としてのかわいさに心動かされ、主演作への“おとこ気出演”につながったと明かした。

この日は北香那(27)坂井真紀(54)袴田吉彦(51)染谷将太(32)も登壇した。

◆「あの人が消えた」 「次々と人が消える」とうわさされるいわくつきのマンションの担当になった配達員・丸子(高橋文哉)は、住人の小宮(北香耶)が愛読しているウェブ小説の作者ではないか? と察してひそかに憧れを抱く。一方で、挙動不審な住人の島崎(染谷将太)に、小宮のストーカー疑惑が浮上。丸子は運送会社の先輩で小説家志望の荒川(田中圭)の協力を仰ぎ、他の住人たちに聞き込みを開始。引っ越し先を探している沼田(袴田吉彦)詮索好きのおしゃべりな長谷部(坂井真紀)から「島崎の部屋に血だらけの女がいた」「血痕が付いた服を着た姿を見た」という目撃情報を聞く。丸子は、小宮を守りたい一心で部屋に単身侵入を試みるが、運悪く帰宅した島崎と鉢合わせてしまう。時を同じくして、世間を揺るがす大事件を追っていた警視庁が、マンションに接近。一触即発の緊張感が流れ始めるなか、事態は思わぬ方向へと突き進んでいく。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 田中圭“おとこ気出演”即決、決め手は高橋文哉が自分を目指す姿 映画「あの人が消えた」再共演