NHK連続テレビ小説「虎に翼」のヒロイン伊藤沙莉(左)からバトンを受け取る「おむすび」のヒロイン橋本環奈(撮影・前岡正明)

NHK連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが4日、NHK大阪放送局で行われ、現在放送中の連続テレビ小説「虎に翼」のヒロイン伊藤沙莉(30)から、次作「おむすび」(30日スタート)のヒロイン橋本環奈(25)へ、バトンが引き渡された。

意外にも2人は初対面。伊藤が「橋本環奈だー。かわいい」と笑うと、橋本も「今日、声が聞こえたときに一瞬で『来られたんだな』っていうのが分かりました。ずっとテレビとかで見てて、勝手に好きだなと思っていたのでお会いできて光栄です」と笑った。

恒例となっているプレゼント交換では、伊藤からは橋本の名前が入った新潟産の「フライパンとカトラリーセット」の金物、橋本からは「おむすび」の舞台の1つ、福岡・糸島の農産物の詰め合わせが贈られた。ともに料理にまつわるプレゼントとなり、「一緒に会とか開いたら」「バーベキューしましょうか」と意気投合した。

8月31日にクランクアップした伊藤は「もうちょっと大きな事件、裁判、寅子に残された課題とか残っていますけど、それぞれの人生が丁寧に描かれていると思いますので、最後まで楽しんでいただけたら」と見どころをアピール。

長丁場の朝ドラ撮影については「あまりに周りに『大変だよ』って言われすぎて、“あっ”ってなると思うんですけど、自分が思ってない疲れを気付く瞬間があったりするので、自分のアップダウンに敏感にサポートというか、自分を大切に優しくして、皆さんと楽しんでほしい」とアドバイス。自身の体験も交え「私も食べたいときに食べたいものを食べてたので、おいしいものをいっぱい食べて、いっぱい飲んで」とオススメした。

橋本も放送開始に向け順調に撮影をこなしており、「始まってみないと分からないことも多いですけど楽しみです」。

橋本が演じる主人公の米田結は栄養士として、現代人の問題を「食の知識とコミュ力」で解決していくが、撮影で「食に興味を持って、健康って大事だな」と感じたという。

それだけに、伊藤からのアドバイスには「食べたいときに食べたいだけ食べて、飲んで、寝てみたいな、気持ちの健康って大事だと思ってます。食卓のシーンの撮影がすごい楽しみなんですよ」。

フードコーディネーターの先生が作ってくれる料理があまりにもおいしいそうで「昼休(憩)の時も食べてます」。共演者もレシピを聞いているほどのハマりっぷりで「今回、『おむすび』って食がテーマなのも大きいですけど、生きる上で『食』って一番真ん中にあるんだなと感じているので、最後まで走り抜けられるようにいっぱい食べて元気にやれたらな」と意気込んだ。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 伊藤沙莉から橋本環奈にNHK朝ドラヒロインバトンタッチ「いっぱい食べて、飲んで」アドバイス