ヘンリー王子(2015年撮影)

英国のヘンリー王子(39)が、7月29日に亡くなった伯父にあたる母ダイアナ元妃の姉レディ・ジェーン・フェローズさんの夫ロバート・フェローズさんの葬儀に出席するため先月末に極秘帰国した際に、ダイアナ元妃が幼少期を過ごしたオルソープ・ハウスに滞在していたことが分かった。米ピープル誌が報じたもので、元妃の弟チャールズ・スペンサー氏と共に中東部にある都市ノーサンプトン近郊に建つスペンサー伯爵家が代々暮らす邸宅に滞在したと、関係者の話を伝えている。

安全上の理由から葬儀を欠席すると伝えられていた王子は、ノーフォーク州スネティシャムにあるメアリー教会で執り行われた葬儀にサプライズで参列。確執が取りざたされる兄ウィリアム皇太子も葬儀に出席していたが、2人が顔を合わせることはなかった。

葬儀が行われた2日後の8月31日はダイアナ元妃の27回目の命日だったことから、葬儀の後王子はダイアナ元妃が父であるチャールズ国王と結婚するまで暮らしたオルソープ・ハウスを訪れ、母をしのんだものとみられる。フランス・パリで起きた悲劇的な自動車事故で1997年に亡くなった元妃は、オルソープ・ハウスにある湖の真ん中に浮かぶ島に埋葬されている。

スペンサー氏は、ピープル誌の取材にコメントはしておらず、王子がボートでしか渡ることのできない島を訪れ、墓参りしたのかどうかも分かっていない。

ヘンリー王子は2020年に英王室を離脱した後もスペンサー家とは親しい関係を続けており、スペンサー氏とフェローズさんは、今年5月に英ロンドンのセント・ポール大聖堂で行われた王子が立ちあげた負傷兵らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲーム創立10周年を祝う記念式典に出席。王室メンバー全員が欠席する中、王子をサポートしたことが話題を呼んだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 英ヘンリー王子、先月末に極秘帰国した際ダイアナ元妃が幼少期を過ごしたオルソープ・ハウス滞在