大阪市にある関西テレビ本社

関西テレビ(カンテレ=大阪市北区)は2日、関学大アメフト部員の処分について、8月30日に放送した同局報道番組「newsランナー」の中で、取材した「U20日本代表の関係者」を誤って「関学大アメフト部関係者」として放送したとして訂正、謝罪した。

日本アメリカンフットボール協会は8月30日、関学大の5選手が6月のU20日本代表のカナダ遠征で重大な規律違反を犯したとして、30日付で資格停止などの処分を科したと発表。

関学大は同日、大村和輝監督らが大阪市内で記者会見し「重く受け止めている。アメリカンフットボールに関わる全ての方におわびする」と謝罪しつつも「大麻所持、使用の事実認定によるものではない」と否定、見解の相違を訴えていた。

カンテレは、同番組の中で、この一連のニュースを報じた際に、取材した人物を誤って伝えたという。

同局はこの日、公式ホームページに「関西学院大学アメリカンフットボール部選手の処分のニュースに関するお詫び」と題して、文章を掲載した。

同局は「このニュースの中で、当時の状況を目撃、証言した方を『関西学院大学 アメリカンフットボール部の関係者』と誤ってお伝えしました。正しくは『U20日本代表の関係者』でした」とした。

その背景については「証言してくださった方について、記者が取材当初に『U20日本代表の遠征関係者』というだけでなく『関西学院大学の関係者でもある』と誤解し、思い込みが発生してしまいました」とし、その後も「思い込みを前提に取材が進み、本来チェックすべきデスクや上司による修正ができず、間違いをお伝えするに至りました」と説明した。

これを受けて、同局は「基本的な事実関係の確認を怠るという重大なミスであり、今後再発防止に努めます。関西学院大学アメリカンフットボール部の皆様をはじめ、関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしたことをお詫びします」と謝罪した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 カンテレ、関学大アメフト部報道で謝罪「U20日本代表関係者」を「関学大アメフト部関係者」と報道