「東京グランド花月」のPRを行った紅しょうがとシシガシラ(撮影・松尾幸之介)

お笑いコンビ、紅しょうがとシシガシラが9月に行われる所属する吉本興業の寄席「東京グランド花月」をPRした。29日に都内で取材に応じ、意気込みなどを語った。

吉本の聖地、大阪・なんばグランド花月で行われている寄席の東京版で、若手から中田カウス、桂文枝、オール阪神巨人といった大御所が集結する“吉本の全て”が詰まった興行。昨年の「THE W」覇者として臨むことになる紅しょうがの熊元プロレス(33)は「師匠方も来てくださるので緊張感があります。ありがたいですね。私たちはオール阪神巨人師匠と同じ日の出演で、以前会った時に頑張りますという話をしたので。ここでいいところを見せられたら」と意気込んだ。

稲田美紀は告知に記載された「吉本112年の歴史を彩る看板寄席」の文字に「あんまり看板とか言わんといてほしいですけど、これを見てすごいライブに出させてもらっているんだなと思っています。新喜劇もありますしね。私たちは多分トップバッターじゃないかな。トリの師匠までつなげられるよう盛り上げられたらなと思います」と話した。

同イベントはこれまでも行われており、シシガシラは初出演。昨年の「M-1グランプリ」では敗者復活戦から決勝初進出を果たして今年は勢いに乗っており、浜中英昌(40)は「寄席は僕らのことを知らない人もいますし、みんなに笑ってもらえるネタをやらないといけない」と語り、コンビの真骨頂である“ハゲネタ”を支える脇田(42)は「同じ日に薄毛(が特徴の芸人)が多いんですよね。これ狙ってますよね」とこぼしつつ「おそらくトップバッターだと思うので、ウケなかったら他のハゲにも迷惑がかかるので、つなげていかないといけない」と力を込めた。

紅しょうがとシシガシラは共に東京・渋谷の∞ホールのレギュラーメンバーで、普段から親交も深い。稲田と浜中が普段からゴルフ仲間で「みきちゃん」「はまちゃん」と呼び合う仲だといい、浜中は紅しょうがへ「緊張しないでいつも通りやれば大丈夫だから。頑張れ紅しょうが!」とかしこまってエールを送り、笑いを誘った。

それぞれ昨年末に賞レースで爪痕を残した点も共通している。熊元は今年は「M-1グランプリ」制覇を目指すと語り「去年準々決勝で敗退していますから。Wを裏返したらMなので。今年は裏返そうかなと思っています」と闘志を燃やした。

脇田もM-1制覇を掲げ「2年連続で決勝に行けたらフィーバーすると聞いたので、今年頑張ればもっといい年末になると思っています」。浜中も「今回のイベントもそうですし、ひとつひとつ度胸がついて自信になっています。頑張っていきたい。紅しょうがと一緒に決勝にいけたら楽しいですね」と互いに健闘を誓い合っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 紅しょうが、シシガシラが9月東京グランド花月の魅力PR M-1決勝で再会誓い「いい年末に」