TBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」(C)TBS

今年1月期に放送され大きな反響を集めたTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」が韓国でリメークされることになり26日、同局が発表した。

TBSと、韓国の制作会社Basestory社が契約を締結。話題のドラマが韓国に上陸する。Basestoryのキム・ジョンミ代表がプロデューサーを務め、作品に新たな活力を吹き込むことになる。

キム代表は「オリジナルのドラマは過去と現在を行き来する主人公を通じて、時代をこえても変わらない『理解』と『寛容』の価値を伝えてくれました。我々がもつ企画力、制作力を集結させて、韓国らしい要素とオリジナルドラマが持っている温かさを盛り込み、韓国の視聴者にも深い感動と共感を呼び起せたらうれしいです」。

TBSでは「日本版の魅力をどう韓国版に落とし込み、現地の文化や視点でどうアレンジされるのか非常に楽しみです。新しい『不適切にもほどがある!』が、韓国から世界に展開していくことも期待されます」としている。

TBSは今年6月、韓国・ソウルに海外ビジネスの戦略拠点としてTOKYO BROADCASTING SYSTEM KOREA,INC.を設立。番組販売、ドラマリメーク、IP(知的財産)共同開発に力を入れてきた。今後も韓国におけるバラエティーフォーマット、ドラマ、映画、K-POPなどのジャンルでのIP共同開発に対し、50億円規模のコンテンツ投資を実施していくという。

ドラマは、宮藤官九郎氏脚本のオリジナル。昭和のダメおやじが令和にタイムスリップし、現代社会の価値観や風潮に挑戦する様子を描いた。主人公、小川市郎(阿部サダヲ)が発する「不適切」とされる発言が周囲の人々の心を突き動かし、コミカルながらも考えさせられる展開が大きな話題を集めた。

Basestoryは人気ドラマ「夜に咲く花」「マイ・スウィート・モブスター」「偶然かな。」などの制作で知られる。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 TBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」が韓国でリメーク「世界に展開していくことも期待」