「夢グループ20周年記念コンサート」で歌う狩人

兄弟デュオ狩人の加藤久仁彦(67)高道(64)、三善英史(69)が24日、神奈川・川崎市立麻生市民館で、「夢グループ20周年記念コンサート」に参加。“夢グループ”の社名にまつわるエピソードを披露した。

夢グループの前身は「(有)あずさ2号」だった。22年前、通信販売会社の社長だった石田重廣さんが狩人と出会い、2人のマネジメントを始めたがきっかけだ。石田社長は当時を「芸能界のことを右も左も分からなかったので、狩人のかばん持ちからスタート。だから“あずさ2号”にした」という。

だが、「2人が領収書を出してこないんです」と石田社長。その理由を久仁彦は「恥ずかしかったから」と苦笑い。「そこまでこだわっていると思われるのも…」と言葉を濁した。

狩人としては「この4~5年は一緒にやっていない」という久仁彦。この2人をつないだのは石田社長だった。「20周年コンサートに狩人として出て欲しいと、直接電話をもらった」とし、「男性で一緒にやるなら高道しかいない」と出演を決心した。

“あすざ2号”設立から2年後。三善をスカウトしようとした際、「狩人の会社ですよね」と言われた石田社長は「三善さんが入っていただけるなら社名を変えます」と話したという。三善は「事務所を辞める理由はなかったけど、1年半くらい熱心に誘ってくれたので、きっと大事にしてくれるだろうと思った」と入所理由を話し、「その時点で今の夢グループに変わっていた」と振り返った。

終演後、出演者たちとともに取材に応じた石田社長は、「橋さんが死ぬまで歌うと言ってくれた。みんなをみとっていくのが私の役目」と話すと、報道陣からは笑いがこぼれた。

その中で石田社長は「過去は関係ない。これからどんなステージを作っていくのかが大切。みんなの夢をまとめていきたい」と意気込んだ。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 ”夢グループ”の社名に関わる狩人と三善英史 そのエピソードは?