「夢グループ20周年記念コンサート」で歌う橋幸夫

歌手橋幸夫(81)らが24日、神奈川・川崎市立麻生市民館で、「夢グループ20周年記念コンサート」に参加した。

本編のトリでステージに立った橋は「雨の中の二人」にまつわる美空ひばりさんとのエピソードを明かした。「この曲を出した後、お嬢から電話がかかってきて、『幸夫くんの新しい曲、いいわね』と言われました」とし、「おかげさまで発売後、レコード屋さんの店頭からなくなるほどだったので、『どこのレコード屋さんに行ってもなくて、5軒10軒回って10枚は買った』と言われた」という。美空から「あなたにもあげるわ」と言われたが、「自分のレコードですからね…」と辞退した。その上で、「絶対にヒットするから一生懸命歌いなさい」とアドバイスされたという。

「僕が弟さんに似ていたからか、短い間だけどかわいがってもらった」と感慨深げに話し、「美空ひばりという天才歌手のことを、みなさんも時々思い出してください」と訴えた。

そんな思い出の曲だったが、歌い出すと「あれ、歌詞が分からなくなっちゃったよ」と1コーラス歌えず、会場の拍手に助けられた。

また、公演後取材に応じ、引退騒動について「喉の調子が悪く引退した方がいいのかなと話したのが、引退になっていた」とし、「ファンには申し訳なかった」と謝罪。だが、「社長の人柄のほれて夢グループに入った。だから死ぬまで歌う。芝居もやる」とし、「引退はない!」と宣言した。

この日、狩人の加藤久仁彦(67)高道(64)三善英史(69)チェリッシュの松崎好孝(74)悦子(73)黒沢年雄(80)平浩二(75)Ryu、ZERO、yH2の徳岡純平、進公平、小牧勇太、保科有里(62)が出演。約3時間で全25曲を披露した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 橋幸夫 引退騒動について謝罪「ファンには申し訳なかった」「死ぬまで歌う。引退はない!」