徳井義実(2019年1月撮影)

お笑いコンビ、チュートリアル徳井義実(49)、NEWS小山慶一郎(40)が22日、MBSテレビの情報番組「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分、関西ローカル)に生出演。疑惑告発文書に揺れる斎藤元彦兵庫県知事ついて言及した。

疑惑を巡っては、県議会の調査特別委員会(100条委員会)が実施した県職員アンケートで、斎藤氏が特産のカニやカキなどの贈答品を受け取っていたことを指摘する新証言が相次いだことが新たに分かった。

番組では、MCの河田直也アナウンサーが「斎藤知事が視察先で物をねだった、欲しがったというところにフォーカスを当てます。ただ、一つ分かっておいていただきたいのは、県職員のアンケートが基準になっていますので、本当にあったかどうかは、これから100条委員会でどういった判断が下されるのか」と前置きした上で、「兵庫県知事“おねだり疑惑”新証言が明らかに」として、トップニュースで取り上げた。

斎藤氏が淡路産玉ネギや40万円相当の革ジャンを欲しがった、行事リハーサルに用意されていたお菓子をすべて持ち帰った、などの伝聞も含めたアンケートへの回答が紹介され、徳井は「芸人のケチの先輩のエピソードを並べてる感じ。ただのもん、とにかく欲しい人っているじゃないですか」と苦笑い。「それを知事がするということで、収賄的なことになったらいけないとか、良くないことになってるのかどうかってとこですよね」と感想を語った。

斎藤氏は贈答品を受け取ったかどうかについて「県産品については、あくまで県としての受領をさせていただいた。賞味するものについては個人で食べさせていただいたり味わうことはありました。あくまで県としての受領ですね」と説明したが、小山が「知事の言葉で気になったのは『県としてはもらってる。個人ではもらってない』。あのへんがよく分からない」と素直な疑問を口にすると、徳井も「県としてもらって、県がカニを食うってないからね」とツッコミ。

続けて、小山が「あの言葉さえ入れちゃえばいいのかとか気になりますよね」と斎藤氏の言動に疑問を呈すると、徳井も「単純な話、人としてどうなの? 的なところがあるじゃないですか。『こういうことあったよね? もう知事、これからこういうの止めましょうね』で終わりにはならないってことですか」と疑問をぶつけた。

ジャーナリストの武田一顕氏は「斎藤知事の話は10分の1、100分の1が真実であっても問題になります」とバッサリ。斎藤氏が兵庫県知事になる前、総務官僚だったことを挙げ、「菅(義偉)内閣の時、菅さんの息子が番組制作会社にいて、総務省の役人を接待して大問題になった。総務省はあの時を境に、10円単位まで割り勘にして食事するようになった。それを知ってる斎藤さんがこうやって疑われるようなことを平気でしているのは信じられない。まさに『李下(りか)に冠を正さず』で、絶対に疑われるようなことをしちゃいけないのに、こういうことをしてたのは大問題」と切り捨てた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 チュートリアル徳井、“おねだり疑惑”続出の斎藤兵庫県知事に「人としてどうなの?的な…」