第12回全国高等学校ダンス部選手権で優勝した武南高等学校のメンバー

全国の高校ダンス部の日本一を競う大会「DANCE CLUB CHAMPIONSHIP」(DCC、全国高等学校ダンス部選手権)が20日、都内で行われ、埼玉・武南高等学校が初優勝を飾った。

武南高等学校は「和勢(わっしょい)」をテーマに、パリ五輪の新競技として注目を集めたブレイキンで、お祭り感あふれるパフォーマンスを披露。優勝をつかみ、メンバーの小代田浩喜(こよだ・ひろき)さんは涙しながら「本当に皆さんを楽しませることができたと思っています。お母さんお父さん、いつも支えてきてくれてありがとう!」と感謝した。

同大会の開催は12回目で、今年は195チームのエントリーから全国37校が決勝大会に進出。本年度から新たに1st stage、Final stageが設けられた。1st stageを勝ちあがった10校がFinal stageに進出し、優勝を争った。

審査員長を務めたDA PUMPのKENZO(39)は「やってくれたなって感じ。技術はもちろん、何よりみんなが1つにつながっていた。最高です」と絶賛。大会の総評を求められ「先日パリでオリンピックを見て感動を覚えたんですけど、オリンピックと同じような感動がここにもあったなと思います」と笑顔で話した。

大会のゲストとしてDJ KOO(63)も登場。DJパフォーマンスで会場を大いに盛りあげた。「武南高校日本一最高DO DANCE!」と叫び、メンバーらとともに歓喜した。

自身も62歳になってからダンスのレッスンを習っているといい「最初のストレッチやアイソレーションで身体がガクガク。踊りを極めてる人たちって、普段の生活では使わないような身体の細かい部分を使ってるんだなって。そこまで到達するまでの努力も、自分が習ってみて改めて感じました」と語った。

ブレイキンは、パリオリンピック(五輪)の新競技として注目を集めた。DCCでブレイキンが優勝したのは初だという。同校からは優勝チーム含め2チームが出場しており、女性メンバーで構成された「窮屈/じゆう」も、Final stageに進出した。同校はFNS27時間テレビ「カギダンススタジアム」でも優勝を収めている。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 埼玉・武南高がブレイキンで全国高校ダンス部の日本一、KENZO「パリと同じ感動ここにも」