TKO木本武宏(左)と木下隆行(2023年1月撮影)

昨年1月に活動を再開し、全国47都道府県をめぐるライブツアーを開催したお笑いコンビ「TKO」が、18日放送のカンテレ「お笑いワイドショー マルコポロリ!」(日曜午後1時59分=関西ローカル)に出演。木本武宏(53)木下隆行(52)は、「孤高のカルト芸人」から毒舌キャラで再注目されているピン芸人永野(49)の“口撃”に耐え切った。

この日の放送は、前週に引き続き「永野に続け! 再起をかける男たちSP」の後編。前週は、木下が8年同居していた女性と「浮気」で別れたと告白していたが、この日は、まず、チケットを手売りでしのいだ全国ツアーを振り返ってトークが展開された。

「チケットを完売させるため、一日中、街を歩いて手売り。経費節約のため、地方での宿泊はカプセルホテルだった」

移動などには、専用のワンボックスカーを使っていた。ある日の夜中、若者2人が酒を飲みながらいじってきたといい、車のボディーへ酒をかけようとした。木下によると、木本は「おい、こら~って、めちゃめちゃキレた」という。

木下の方は「意外とキレない」タイプ。木本も「ペットボトル事件あるから、キレそうやけど、キレない」と言う。そんな2人に、再ブレークの“先輩”として永野が口をはさんだ。

「(全国ツアーは)よく考えてください、自分の地域にTKOさん、来てうれしいですか? テレビとか見て、野生のライオン楽しいけどって(いうのと同じ)。母親とか会わせられない。優しい顔して、おばあちゃんとかに…。詐欺にあったみたいなもんですよ」

木下が、今年のキング・オブ・コントへエントリーしたと明かすと、永野は「それ(方向性が)違う」とピシャリ。不祥事いじりから抜け出し、次の段階へ進む道を模索する木下、木本に「次のフェーズを感動に持っていこうとしてるのが間違い。TKOは“純粋悪”。もともと。今回、露呈されただけで、衝撃なかったじゃないですか」。

言いたい放題の永野の口は止まらない。

「TKOって、裏も悪い人じゃないですか。我慢せず、普段通りの気持ちで、酒かけられそうになれば、殴っちゃえばいい」

怒りをあおる非常識な“ススメ”に、木本はひたすら耐えるしぐさ。アドバイスにもならない放言に、木下の顔もゆがむ中、ほんこんが口を開いた。

「芸能人の不祥事って復帰が早いと思う。おれなんかは、47都道府県(ツアー)を毎年やって、地方でもレギュラーとれるようにやっていったらええんちゃうかと思う。せやから1周目より2周目、3周目がたいへんやで」

ほんこんのまっとうなアドバイスに、木本、木下は、うなずきつつ、聞き入っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 不祥事いじりを抜け出したい…TKOの悩み、永野が悪ノリいじり 救ったのは?