舞台「私を殺して…」に出演した太田唯

女優太田唯(28)が17日、都内で、舞台「私を殺して…」に出演した。

同作は韓国発のブラックコメディーで、17年に日本初上陸以降は、ロングランで公演が続く人気作。自殺志願のかれんな女と、自殺コーディネーターのイケてる男をめぐる破天荒なストーリーで、太田は自殺志願のマドンナ役を演じる。

同公演の会場は舞台付きのレストラン。観客は食事を楽しみながら観劇できる。最大の特徴は、観客を巻き込んだ舞台展開にあり、その分演じる役者にはアドリブ力が求められる。太田は「稽古と本番は全く違う」といい「お客さんのレスポンスがあるとパワーをもらえるし、それによってマドンナの心情にもプラスされるものがあるので、お客さんと一緒に作りあげる舞台の醍醐味(だいごみ)を味わえた」と話した。

今回演じるマドンナ役については「本当にやったことがない役なので本番ギリギリまで悩みまくっていた」という。コメディーでもあり「稽古場ではいろんなアイデアを出して、面白ければそれでいこうとなって、最終的に今の形になった」と明かした。

今回が3公演目。「やり切った達成感が自信にもつながるし、役者としての新しい部分を開拓できたような気がします」と新境地への到達を実感している。

舞台は今後も継続上演されるが、太田がマドンナを演じるのは、明日18日の公演が最後。「答えがない舞台なので、今日の反省を明日生かせる」とし「これまでも『こうすれば良かった』と思ったことを毎回ブラッシュアップしてやってきたので、明日は集大成を見せたい」と意気込んだ。

さらに「またやれる機会があったら、相当な覚悟をもって臨みたい」。同舞台は太田にとって、役者としてのターニングポイントになるかもしれない。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 太田唯、ブラックコメディー舞台「私を殺して…」自殺志願のマドンナ役で新境地に到達!?