史上最低支持率の総理にふんし、演説する星組トップ礼真琴(右)(撮影・村上久美子)

宝塚歌劇団星組トップ礼真琴主演の「政界コメディ『記憶にございません!』-トップ・シークレット-」「Tiara Azul-Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)」が17日、兵庫・宝塚大劇場で初日を迎えた。今公演は、トップ娘役舞空瞳の退団公演。

歌、ダンス、芝居とすべてに高い技量を誇る礼。芝居は三谷幸喜氏の脚本・監督で、19年に大ヒットした映画「記憶にございません!」を原作にしたコメディー。ショーは、アルゼンチンのカルナバルを舞台に、情熱的なレビューが展開され、礼、舞空の当代きってのダンサー・コンビは、はだしでの踊りに挑戦した。

終演後には、礼があいさつし、初日の幕が無事に開けたことに感謝した。

客席へ向けても思いをはせ「まずは、この初日に向けて、関東の方でも台風や、そして少し前には地震もあり、皆さまも不安の中、今日この劇場に来られるかどうか…と、思いながらも来てくださった方もいらっしゃるかと思います」。

ファンと同じく「私たちもそんな不安を抱えながらも、今日無事にこうして初日の幕を開けることができ、劇場一杯に、お客さまがいてくださることの安心感と喜びを同時に感じております」と、素直な心情を吐露。その上で、客席を埋めたファンにも感謝した。

今公演は映画原作の芝居に、情熱的なショー。礼は「お芝居、レビューともに、この夏真っ盛りにぴったりな、星組らしい2作品となっておりますので、今日から皆さまとともに笑い、楽しみ、そして盛り上がっていきたいと思いますので、千秋楽まで、どうぞよろしくお願い申し上げます」と約束した。

宝塚大劇場公演は9月22日まで。東京宝塚劇場は10月19日~12月1日。舞空は東京千秋楽をもって退団する。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 【宝塚】星組トップ礼真琴本拠地作が無事に幕開け「皆さまとともに笑い、楽しみ、盛り上がって」