お笑い芸人の永野(2019年11月撮影)

お笑い芸人の永野(49)が15日放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」(木曜午前11時17分=関西ローカル、TVer配信あり)に出演。芸人のプライベート事情へのこだわりを語った。

普段はコンタクトレンズを入れているという永野は、スーパー銭湯などに行ってコンタクトを外した際に、鏡越しに映った自らの姿が「老婆みたいだった」と絶望。芸風は若いのに、肉体が衰えていくことに腹が立ち、鏡で自分を見なくなったという。

メークなどで前髪がアップになった状態では「誰とも会いたくない」とぶっちゃけると、MCの海原やすよは「ある意味、めっちゃポリシーじゃない? そこを見せないっていうのは。“ザ・芸人”なんじゃない? 今っていろんなとこ見せちゃうやん」と納得。海原ともこも「謎すぎますもん」と永野のプライベートに興味を示した。

さらに、やすよが「昔からの芸人さんって、プライベートも出してしまえへんというか。今、結構出すのが主流になってる」と芸人の“プライベート切り売り”の風潮について話すと、永野は「本当イヤだ、あれ。本当、今年で終われって思ってますから」と激しく同意。

「『何考えてるか分からない』ってよく言われるんですけど、それって昔褒め言葉だった」と続けると、やすよも「昔にドリフのコントとか見たときに、この人のプライベートを知りたいと思って見てないのよ。目の前にあるドリフを楽しんでたから。でも、今ってこの人の私生活を見てやろうってなることが、芸人さんとしては息苦しくなってますよね」と視聴者側の目線の変化を指摘した。

やすよは「いらんねん、その人の年齢がなんぼでもいいねん。その前におもしろいことをやってくれてたらいいのに、『この人ってこの年でこんなんやってるよね? 』になるやん、今って。いいやん別に、50だって60だって。目の前でおもしろいことやってれば、そこが良いんですけど、苦しいですよね」と永野の心情に寄り添うと、永野は「今の言葉を聞いてちょっと癒やされました。強気になれました」と元気を取り戻していた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 永野、芸人の“プライベート切り売り”の風潮に「今年で終われ」