ステージでポーズを決めるなにわ男子(撮影・足立雅史)

なにわ男子が13日、全国ツアー「なにわ男子 LIVE TOUR 2024 ‘+Alpha‘」の横浜アリーナ最終日公演を行い、グループ初となるアジアツアー「Naniwa Danshi ASIA TOUR2024+2025 ‘+Alpha‘」(11月30日から25年1月26日、台北など3都市)の開催を発表した。

アジア公演は、同事務所では旧ジャニーズ事務所時代も含めてHey!Say!JUMP以来、12年ぶり。21年のデビュー時に掲げた「なにわから世界へLOVEを」の実現へ、大きな1歩を踏み出した。

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さすがトップアイドル。なにわ男子がキラキラオーラ全開で駆け抜けた。オープニングでは「これまでにないくらいのキラキラ衣装」とメンバーもうなずく、約3万個の輝く装飾があしらわれた衣装で7人が登場。高橋恭平(24)は「横浜ラストです! こっからもっと騒いでいきましょう!」とあおり、道枝駿佑(22)は「今からここにいる全員幸せにしてやるよ」と甘い言葉で“ダメ押し”。思い思いのメッセージを投げかけ、瞬く間に会場を沸かせた。

今年11月でデビュー4年目。いっそうの飛躍を予感させる。ライブ中盤、初のアジアツアー開催が発表されると会場は、祝福の大歓声に包まれた。台北(台湾)、ソウル(韓国)、香港のアジア3都市を回る公演に、西畑大吾(27)は「日本出ちゃったで」と感慨。「いつか海外でライブしたいねって語り合った。かなえることができてうれしい」とほほえんだ。藤原丈一郎(28)は「日本中、海外にいる『なにふぁむ(ファンの呼称)』のおかげです」と強く感謝。アジア圏で人気の高い道枝は「ソウルによくお邪魔させていただいたりするので、みんなで行けるのがうれしい」と心待ちにした。

今公演「+Alpha」では、スタイリッシュな演出とグループのきらめきが融合。約10メートルの巨大バルーンが客席を転がるにぎやかな演出から、最新の映像テクノロジーを駆使しクールにパフォーマンス。“かわいい”から“大人っぽい”まで多様な引き出しを生かし、デビュー曲「初心LOVE」や新曲「コイスルヒカリ」など全30曲を披露。1万5000人を魅了した。

10月6日まで続く同ツアーは、全国9都市42公演で約43万4000人を動員予定。長尾謙杜(21)は「最高に楽しかった。皆さんとまた幸せな空間で遊べたら」と再会を約束。大西流星(23)は「皆さんが僕たちに勇気をたくさんくれて、僕たちはアイドルでいれると思います。その勇気を100倍にして返したいです」とファンと手を取り合った。【望月千草】

◆なにわ男子のアジアツアー 台北では11月30日、12月1日、ソウルは25年1月11、12日、香港では25年1月25、26日に開催(公演時間は後日発表)。

○…新型コロナウイルス感染から仕事復帰した大橋和也(27)も元気な姿を見せた。7日に感染が発表され、12日の公演から復帰。13日の公演前には、7人全員で報道陣の取材に対応。大橋は「始まってすぐみんなが『大丈夫か?』って言ってくれたり、(セットの)動線のところに僕のうちわを飾ってくれたりしていた。『おかえり』って言ってくれた環境がうれしかったです」とホームの温かさを実感。ライブではファンへの思いにも触れ「皆さんの拍手やうちわで、ステージに立っていて良かったと思えます。この気持ちをステージにぶつけていきたい」と“恩返し”を約束した。

○…14日午前0時から各サブスクリプションサービス、ダウンロードサービスで、同グループの楽曲25曲が音楽配信されることも発表された。最新アルバム「+Alpha」と、デビュー曲「初心LOVE」など、これまでにリリースしたシングル曲が対象。サブスク解禁に道枝は「先輩方もやられていたりするので、ぼくらもやらせていただけてうれしい」、長尾は「日本だけじゃなく世界の方にも聴いていただける」と声を弾ませた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 なにわ男子、グループ初アジアツアー開催 台北、ソウル、香港「なにわから世界へLOVEを」実現