和田アキ子(2023年5月撮影)

歌手和田アキ子(74)は10日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜午前11時)に出演。お笑いコンビ、極楽とんぼ加藤浩次(55)がラジオ番組で、パリオリンピック(五輪)のNHK生中継をめぐり、たびたび登場する「このあと」というフレーズにもの申したことについて、私見を口にした。

加藤は3日深夜放送のMBSラジオに出演した際、リアルタイムでパリ五輪を観戦していることに触れ「1個言っていいですか? NHKにもの申していいですか?」と切り出し「NHKの柔道の生中継見てて『このあと』って出るんですよ」と、日本選手の試合時間が近づくと、画面右上に表示される「このあと」に言及。その上で「このあとが、このあとじゃないのよ。もうね、今のテレビでそんなのやっちゃダメだよ。しかもNHKがね!」と声を張り上げ、「このあと」表示が出ても、お目当ての日本人選手の試合がなかなか始まらないことに不満をぶちまけていた。

和田は、「卓球でも『このあと』とあるけど、『このあと』って、どれくらいなんだろう」と素朴な疑問を口にした。

ともにパーソナリティーを務めるフリーアナウンサー垣花正は「そこは難しいですよね。『NHKはやっちゃだめだよ』と言うのが加藤さんのご意見」と述べ「なるほどなという風に思い…」と述べたところで、和田は、そこにかぶせるように「それ(加藤の意見)も一理あると思うけど、毎回言っているように、私たちは日本選手を見たいけど、何かでトップを取った人が他国の人でも、さすがにいいな、と思うの。メダル取るって、こういうことなんだって」と主張。

その上で「いいものも、見せないと。自国のものだけだと、井の中のかわずになる」と持論を述べ、加藤の意見とは一線を画した。

さらに「やっぱりNHKは全部を映さないといけないから。自国(日本)だけではなく、世界の選手を映さないといけないから、なかなか(お目当ての試合は)映らない」と指摘。

「オリンピックも、朝早う起きたり夜遅くまで起きている必要はないと思います。自分がどうしても結果を知りたいというなら(別ですが)…。でも、見る側の自由ですから」と、時差があるパリ五輪の観戦をめぐっても、持論を口にした。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 和田アキ子、加藤浩次が主張のパリ五輪「このあと」問題と一線画す「一理あると思うけど…」