「逃走中 THE MOVIE」公開後舞台あいさつで、20人のミニハンターと記念撮影する、左から瀬口黎弥、木全翔也、佐藤大樹、川西拓実、中島颯太、金城碧海、田鍋梨々花、川原瑛都(撮影・村上幸将)

映画「逃走中 THE MOVIE」(西浦正記監督)公開後舞台あいさつが7日、東京・丸の内TOEIで行われた。この日は、20名のミニハンターがサプライズで現れ、JO1川西拓実(25)FANTASTICS佐藤大樹(29)らキャスト陣を驚かせたが、番組の代名詞的なナレーションでおなじみの声優マーク・大喜多(54)が、声のみでサプライズ登場し、出演者と観客と驚かせ、喜ばせた。

舞台あいさつの中で「逃走中」のミッションになぞらえた3つのゲーム対決が行われ、JO1木全翔也(24)と佐藤による、ナレーションものまね対決が行われた。2人が

「逃げて、逃げて、逃げまくれ! 絶対にハンターに捕まるな。逃走中 THE MOVIE」

というセリフを読み合い、佐藤が「出てこいや!」と気合を入れると、突然、館内に「Aチーム木全さん、Bチーム佐藤さん、素晴らしい」という大喜多の声が響き渡った。

大喜多は「声優、やられていますよね。声の使い方、上手ですね」と木全を褒めた。「いやぁ~、あの深みのある声は唯一無二」と木全が恐縮すると「ナレーションの特徴、よくつかんでいましたね。楽しそうでしたね」と優しくたたえた。その中、佐藤が「全く知らなくて、出てこいやが振りになってしまった」と苦笑すると、大喜多は「楽しむのがいいですよね」と優しくフォローした。

木全と佐藤の勝負を決める段階になったが、大喜多は「おふたりとも『逃走中』に精通しているので、良い勝負…決めるのが難しい。でも、決めないといけないですよね。やっぱり、これはドロー」と判定した。理由については「両方、心がこもって良かったと思います。僕も1番、気を付けているところです」と「逃走中」のナレーションの心構えを説明した。

FANTASTICS瀬口黎弥(28)から「何歳から、この声ですか?」と質問が出た。大喜多は「昔から、こういう声でして。お母さんに『ママァ…ご飯、まだ?』という感じでいつもおいしい食事をいただいております」と答え、キャスト陣と観客を笑わせた。

大喜多は、声のみの登場を貫いた。それでも最後に「この後も、すてきなひとときを! 熱い夏を逃げ切れ! 次の『逃走中』でお会いしましょう!」と観客に呼びかけるなど、姿を見せずとも誰よりも存在感を見せつけ、舞台あいさつを湧かせた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 映画「逃走中」に“代名詞”ナレーションのマーク・大喜多が声だけサプライズ登場