パリ五輪について話す中村福之助(撮影・野上伸悟)

歌舞伎役者の中村橋之助(28)福之助(26)歌之助(23)の3兄弟が7日、9月12、13日に浅草公会堂で開催する自主公演「神谷町小歌舞伎」に向け、日刊スポーツの取材に応じた。その席上で、現在開催中のパリ五輪について、福之助が熱く語った。

「神谷町小歌舞伎」は裏方も含め、全てを取り仕切っている。そのため「元々スポーツが好きで、五輪もプロ野球も見るけど、今はタイミングが…」という橋之助。だが、福之助は「(自主公演用の)パンフレット添削をしながら、気付いたら見入っている」と明かした。

福之助は「にわかだけど、毎回調べながら見ている」とし、「点が明確なものよりも、体操とかスケボーみたいに芸術点、演技点が入って、逆転が効くスポーツが好き」と歌舞伎役者ならではの視点を明かした。

そんな福之助が今大会、ここまでで最も印象的だったのが、大逆転で金メダルを獲得した体操男子団体。「中国が3点以上差をつけていましたよね。用事をしながら『落下はないだろうな』と思っていたら、まさかの2回落下。用事の手が止まって見入ってしまいました」とし、「最後は橋本大輝選手が決めて大逆転。あそこはもう、ちょっと泣きそうでしたね。本当に良かった」。

熱く興奮を語る福之助と、それを見守る橋之助、歌之助には温度差があった。福之助は「寝る間を惜しんで応援しています」とほほ笑んだ。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 中村三兄弟に温度差!? 二男福之助パリ五輪を「寝る間を惜しんで応援しています」