NHKドラマ「Shrink(シュリンク)-精神科医ヨワイ-」会見に出席した中村倫也(撮影・村上幸将)

中村倫也(37)が7日、東京・NHKで行われた、同総合の主演ドラマ「Shrink(シュリンク)-精神科医ヨワイ-」(31日開始、土曜午後10時、全3回)会見で、医師役に初挑戦するにあたり、10冊もの本を読んで臨んだと明かした。

同作は、七海仁氏原作、月子氏が漫画を担当し、19年から「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名漫画の実写化作品。東京・新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院「新宿ひだまりクリニック」を経営している弱井幸之助と、初めて精神科で働くことになった土屋太鳳演じる看護師・雨宮有里の、患者との向き合いを描く。

中村は「台本以外で活字を読まない人間ですけど、今回は分厚い本を10冊、読んだ。精神科医の役…関連するので、リアリティーを乗せられるよう、いろいろ勉強したけどキリがない。途中から(全3話で描く症例)3つに絞った」と役作りのための勉強を振り返った。その上で「今まで医者の役、やったことないですけど…簡単にやりたいって言っちゃいけない。責任は大きい。悩んでいる人もいる。中途半端なことはできない。医者側の大変さの片りんがかいま見えるかも知れない」とかみしめるように口にした。今後、医師役に再び挑むか? と聞かれると「ものによります」と答えた。

1話では、満員電車の中、発作に襲われて倒れた。夏帆(33)演じるシングルマザー・雪村葵の“パニック症”を弱井が見つけ、寄り添っていく。土屋は「自立と孤立は違うと、母に言われたことがある。家族だからこそ、難しいというのもあると思う。歯医者さんは、痛い部分を削ったり抜いたり…心も同じなんだなと。そういう時間と場所が、もっと増えたら、いいと感じました」と答えた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 中村倫也、NHK「精神科医ヨワイ」で医師役初挑戦「台本以外で活字を読まない人間ですけど…」