青木歌音のXから

先天性の染色体異常を公表した“元男の子ユーチューバー”の青木歌音が5日、X(旧ツイッター)を更新。女性として生きることになるまでの経緯をつづった。

パリ五輪ボクシング女子66キロ級2回戦で、昨年世界選手権で性別適格性検査に合格せず失格になった過去があるイマネ・ケリフ(アルジェリア)が出場したことをめぐる議論が巻き起こる中、同選手らを「トランスジェンダー」だと認識したネットユーザーの投稿も散見される。

青木は2日の投稿で、「女子ボクシングでオリンピックに出てる性分化疾患の女性の事をトランスジェンダーだ!ってデマ流すの死ぬほどヤバい。私も性分化疾患なんだけどデマに恐ろしく感じてる」と言及。「その選手は女性として生まれたはずなのに染色体異常XYで男性ホルモンが多くなり男性化するケース。私の場合は男で生まれたはずなのに染色体異常XXYで第二次性徴期ごろから声変わり起きず胸が膨らみ女性化が起きたケース。男女の染色体 男→XY 女→XX 私→XXY」と説明していた。

今回の投稿では、一部から寄せられた「女になりたくないのに何故いま女なの?よくわからん」という疑問の声に返答するかたちで、「中学生で染色体異常に気付いてたら病院に行き、きっと私は男性ホルモン治療をして今頃は男性として生きてたと思います。当時は男らしくなりたかったので。でも成人後に染色体異常に気付いたので すでに身体は女性的になってて手遅れだったので女で生きる事を選びました」と説明。「中学生の頃は身体の変化を家族や友達には言えなかった。ましてや胸が膨らんでるなんて屈辱でしかなかった。だから私には周囲に助けを求めるどころか病院に行くと言う選択肢はなかった」と振り返り、「それが手遅れになった原因だった」と後悔をにじませた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 性分化疾患公表タレント「胸が膨らんでるなんて…」身体の変化を周囲に言えなかった中学時代