11月14日に故郷の静岡県沼津市で、自ら企画・プロデュースを務める「しずおか映画祭」を開催する磯村勇斗

磯村勇斗(31)が企画・プロデュースを務める「しずおか映画祭」が、11月4日に故郷の静岡県沼津市で開催されることが決定した。磯村が代表を務める「しずおか映画祭」実行委員会が5日、発表した。

磯村は「『映画を身近に感じてほしい』、その思いで今回『しずおか映画祭』を企画しました。毎回、開催を楽しみにしてもらえるような映画祭を目指していきたいと思っています」と意気込んだ。

磯村にとって、愛する静岡と沼津市で映画祭を開くことは悲願だった。23年4月に「市制100周年記念燦々ぬまづ大使」に任命された。同7月22日には、沼津市制100周年記念事業として、沼津市民文化センター大ホールで「きらり沼津。磯村勇斗と~新しい100年へ~」と題した公演を開催。静岡県立沼津西高時代に所属し、俳優としての原点と位置付ける「沼津演劇研究所」のメンバーと、オーディションで選ばれた学生と演劇「プロポーズ」を上演した。上演後、第2部として開いた座談会「きらりトーク」の中で、磯村は「沼津で、いつか映画祭を開きたい」と夢を口にした。

「映画を身近に感じてほしい」という磯村の映画への熱い思いと郷土愛が発端となり、1年前に「しずおか映画祭」の企画がスタート。新たなクリエーターたちの出会いの場となる映画祭の本開催を目指すべく、まずはプレ開催的な位置付けで第1歩となる開催が決定。映画祭のロゴは、静岡の県鳥「サンコウチョウ」をモチーフに、磯村が自らデザインした。

磯村は「僕の出身地である静岡県は、日本一高い富士山、日本一深い駿河湾に挟まれており、これまで映画のロケ地としても多用され、県内のフィルムコミッションや地域の皆さんは、そういった映画・芸術に対する関心が高いように感じています」と静岡県の映画事情を説明。「この映画祭を通じて、さらなる映画文化の発展と、地域社会の活性化、新たなクリエーターたちの出会いの場として、静岡の皆さんと密になり一緒に作り上げて行きたいです。まずは本開催実現に向け、第1歩となる映画祭を今年開催します」と宣言した。

会場は「きらり沼津。磯村勇斗と~新しい100年へ~」を上演した沼津市民文化センター大ホールで、オープニング作品として、同じ沼津市出身の原田眞人監督(75)が同市内で撮影した12年の映画「わが母の記」の上映が決定。映画祭当日には同監督も来場する。その他の上映ラインアップとしては、静岡にゆかりのある作品の上映を予定している。

当日は、映画を軸に周辺地域でも、にぎわいが出るような取り組みも鋭意、企画中。他の上映作品やゲストは後日、発表する。チケットは9月1日から発売予定。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 磯村勇斗「映画身近に感じて」故郷の静岡県沼津市で自ら企画「しずおか映画祭」11・4開催決定