ナインティナイン矢部浩之(左)岡村隆史(2022年8月撮影)

ナインティナインの岡村隆史(54)と矢部浩之(52)が1日深夜のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」に出演。パリ五輪出場の一部選手に対する誹謗(ひぼう)中傷問題などに言及した。

パリ五輪で活躍する選手たちについてトークする中で、岡村は「本当に怖いのが、まだ誹謗中傷したりする人たちがいる」と切り出し、「アホみたいなやつがそんなことすんねん、なんでそんなことすんねやろな?一生懸命頑張ってる人を。選手が負けて、泣いたことによる批判とか…」と、柔道女子52キロ級の2回戦で敗退した阿部詩(24=パーク24)が号泣したことに対して批判の声があがったことなどに触れた。

矢部が「何気なしなんやろな。事の重大さを考えてやってないやろな、もちろん。すごい軽くやってんねやろなぁと思うけどね」と行き過ぎた批判や誹謗中傷を書き込むネットユーザーについて推測すると、岡村は「なんでそんな書き込むのかな。ほんで、わざわざ選手のSNSにそういうの書き込んだりとか。もうホンマ、そんなんやめへん?って思うねんけどなぁ」と訴えた。

岡村は「俺なんか普通にあれ泣いてんのって、『あ、そんだけ悔しかったんや。それはプレッシャーもあったやろうしなぁ。オリンピックやもんなぁ』って思う。でも、『あれはどうなんだ』っていう識者みたいな人がやっぱりいるわけ、『武士道としてどうなんだ』と。『自分の勝ち負けしか考えてない。相手へのリスペクトを怠っていた。武士道っていうものがない』みたいな。そうなの!?って思うねん」と、一部コメンテーターらの発言に疑問を呈し、「そんだけ涙するっていうのは、そこまでの過程があるわけやんか。死ぬほど練習して、自分を追い込んで、負けてしまった。みんな応援してくれた、サポートしてくれた人に本当に申し訳ない、っていうことやんか」と選手をおもんばかった。

続けて「それを普通にテレビ観て、もちろんそんな人は練習も見てきてない、どんだけ追い込んできたかも見てきてない。で、『あれはどうなんだ。相手に対してリスペクトがない。自分の結果しか考えてない』って。そんなこと言う? そんなこと書く? そんなこと思う?」と疑問を繰り返し、「おかしなことですよ。逆張りするのもいいですよ、『みんながこう言うてたから、こういう意見もありますよ』っていう逆張りすることで議論に持っていこう、番組が動けば良いっていうのがその人の思うことなのかもわからないけども、涙を流すのも武士の情けというかね、そういうのもないのか?武士道とかいうけど…」と、阿部を批判した一部コメンテーターに憤慨。矢部も「その人が目立ちたいんちゃう? その方がアスリートにリスペクトないよね」と応じた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 岡村隆史、阿部詩の号泣への“武士道”批判に「武士の情けもないのか」