映画「ブルーピリオド」公開直前イベントで女子美術大杉並キャンパスを訪問した眞栄田郷敦(撮影・村上幸将)

眞栄田郷敦(24)が1日、都内で開かれた主演映画「ブルーピリオド」(萩原健太郎監督、9日公開)の公開直前イベントに出席した。

撮影が約1年前に行われた、都内の女子美術大杉並キャンパスで高橋文哉(23)板垣李光人(22)桜田ひより(21)と一緒に、同校の美術学生と共同制作した、劇中に登場する“青い渋谷”のシーンを描いた絵画をお披露目。学生の質疑応答に応じた中で「スーパーマンに、なれればいいかなって思います」と語った。

「ブルーピリオド」は「マンガ大賞2020」を受賞し、アニメ化やYOASOBIの「群青」とのコラボレーションでも話題を集め、累計発行部数700万部超を記録した、山口つばさ氏の漫画の実写化作品。眞栄田は劇中で、絵を描くことで初めて自分のしたいことを見つけ、東京藝大を目指す矢口八虎を演じた。学生から「譲れないものは?」と聞かれると、眞栄田は「自分を磨くことが好き…何でもできる人間になりたい」と、飽くなき向上心を口にした。最近は、ヒジを伸ばしたまま倒立に持っていく伸肘倒立に取り組んでいる意と明かした。

また「苦戦、葛藤した時、どうする?」と聞かれると、眞栄田は「苦戦かぁ…自分、何で苦戦しているのか弱点を分析して、そこを克服できる努力をするかなぁと思います」と答えた。司会の奥浜レイラから「分析できるんですか?」と聞かれると「僕は…はい」と答えた。

劇中で、八虎の同級生で髪を伸ばし、かわいさを追求し、スカートも履くユカちゃんこと鮎川龍二を演じた高橋は「悩みを自分の上に立たせないというか、自分が上に立っている状況にしている。悩みが自分の上に立たされると押しつぶされる」と答えた。そして「諦めが大事…そのタイミングじゃない。まだ早かったりするのかなと思う。諦めも時には大事」と答えた。

◆「ブルーピリオド」 ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎(眞栄田郷敦)は、苦手な美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた。悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた時、絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がして、どんどんのめりこんでいく。そして、国内最難関の美術大学への受験を決意する。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 眞栄田郷敦、譲れないものは自分磨き「スーパーマンに、なれればいいかな」