MINMI(2011年3月撮影)

シンガー・ソングライターMINMI(49)が、31日夜放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」(水曜深夜=関西ローカル)に出演。デビュー前後の苦い思い出を明かした。

「関西出身レゲエ界のカリスマ」として紹介されたMINMI。番組では、「『エライの出てきたな~』と衝撃を受けたデビュー曲ランキング」のアンケート結果をもとにトークが進められた。

大阪出身のMINMIはデビュー前、芸人以外にもアーティスト出演も募集していた大阪・心斎橋筋2丁目劇場のオーディションを受け、合格通知は届いたが「でもそれから、何もなかった」と告白した。

その後、デビューに至り、番組でもアンケートの番外編として、デビュー曲「パーフェクトビジョン」が紹介されると、「余談ですが、これが一番売れた曲です」と述懐した。

続けて「いじめられた経験告白してるみたいになるんですけど」と切りだした。当時「とりあえずデビューしたら、ジェットコースター乗ってるみたいに前に進むから」と言われて、デビューしたという。

「毎日、プロモーションとか、雑誌のインタビューとかあるんですよ。そしたら『来週には次の曲ほしいから』って言われて。作詞作曲、自分でやるんで、やるしかないですけど、朝から晩までスケジュール埋まってて。で、なんとか書いて提出して、なんとか出して。そのうち、今度は『今月の末に15曲出して』って。ずっと、そんな感じで」

働きづめだったと打ち明け「ラジオ終わって、ご飯食べた後、自分だけカラオケBOXいってリリック書くっていう」日々だった。

何も知らずにデビューし「プロデューサーもいなかったので、セルフプロデュースになった。それも知らなかったんですよ」。ジャケット写真の選定まで、すべてを託され、ある時、限界に達して「ちょっと、もう無理ですって言った」。

すると「『じゃあ、君が無理って言ったら、ここの会議室にいるみんなの首が飛ぶだけです』って言われて。チーン(笑い)」。

苦しかったデビュー当時を思い起こし「家帰れんくて、コインランドリー見つめてた構図しか浮かばない」。これに、番組進行のかまいたち山内健司(43)は「そんだけハードやけど、ちゃんと見合った収入はあったんですか」と、得意のギャラ問題をつっこみ。

MINMIは「あはは、すごい」と笑いつつも「音楽って半年か1年遅れなんですかね。その1年は、ほんと、ワンルームみたいなとこに住んで、収入も全然なく」と振り返っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 MINMIデビュー当時の壮絶な思い出「いじめられた経験告白してるみたいな」