長嶋一茂(2019年10月撮影)

元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(58)は1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、7月31日(日本時間8月1日)に行われたパリオリンピック(五輪)の柔道男子90キロ級決勝で、村尾三四郎(23)が、ラシャ・ベカウリ(24=ジョージア)に敗れた銀メダルとなった試合での、村尾に対する審判の判定に異議を唱えた。

決勝では、残り30秒で村尾が放った内股が「技あり」に見えたものの判定は認められず、会場に大ブーイングが起きる場面もあった。逆に、ベカウリの技についてはビデオ判定で「技あり」が認められ、村尾は一本負けとなった。今回の大会では、日本勢の試合での「誤審疑惑」が続いており、SNSでは「許せない」「村尾選手の技ありは取らないのに、デカウリ選手の技はビデオ判定」など、反発の声が相次いでいる。

一茂は、村尾の試合結果について問われると「ぼくは柔道をやったこともあるんですけど、その前の(村尾の)技では、この審判は『技あり』をとっている」と指摘。MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一から、物議を醸した判定について「背中がついていないけど、技ありなんですか?」と問われると、「ぼくは、技ありだと思います。つまり、個人の見解では、誤審ですね」と、私見を口にした。

「試合が終わった後も、相手の選手が『おれ、勝ったの?』というように、おれには見えちゃったんだよね」という一茂は「(技の判定での)機械の導入とか、人間が目で見る限界みたいな部分の所の整備というのが、今後もこういう『誤審』は物議を醸すのだろうと思います」とも、口にした。

一茂は前日の7月31日に同番組に出演した際に、バスケットボール男子で、開催国フランスに延長戦の末、90-94で敗れた日本をめぐる審判の不可解さが議論になった時に、「AIがこれだけ発達している。判定もAIに任せた方がいい。(審判が)肉眼で見えていない角度も、やっぱりある」と持論を述べていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 長嶋一茂「誤審ですね」村尾三四郎の投げ技認められずに柔道経験者として異議「技ありと思う」