母親の山口百恵さんの歌を歌った三浦祐太朗(左)と指揮の西本智美

歌手三浦祐太朗(40)が21日、東京オペラシティでオーケストラコンサート「西本智実『ノスタルジー』with三浦祐太朗-山口百恵名曲集-」に出演した。指揮者西本智実(54)の指揮、プロデュースで、母親の山口百恵さん(65)が歌手時代に歌った作品12曲と自身の「心の花」「JOY」を歌った。

歌手山口百恵の作品を初めてオーケストラで演奏するコンサート。百恵さんは1980年(昭55)に21歳の若さで、俳優三浦友和(72)と結婚して引退した。三浦は08年(平20)にロックバンドPeaky SALTのボーカルとしてデビュー。12年にはソロデビューした。

三浦は「夢前案内人」「イミテーション・ゴールド」「曼珠沙華」「秋桜」などを熱唱。最後は「いい日旅立ち」「さよならの向こう側」「横須賀ストーリー」を続けて歌い上げた。

三浦は「うちの母、山口百恵が現役の時に歌っていた曲を息子である僕が歌いました。いつもはギター、ベース、ドラム、キーボードをバックに歌っています。こうしてオーケストラと一緒に歌うのは生まれて始めてです。緊張するかと思ったけど、西本さんが、ここで指揮棒を振っているところを見ながら歌うと大変息をしやすい。オーラがあるので気持ちいいです」と話した。

今回のコンサートに臨むにあたって、三浦は「『歌詞の鼻濁音に気をつけ、日本語を奇麗に伝えるように心がけて』と」と百恵さんからアドバイスをもらったことを明かした。世界中で演奏活動を続ける西本は「百恵さんの日本語の表現は本当に深みがあり、美しい。そうした歌の表現を祐太朗さんに百恵さんの名曲とともに継いでいただきたい」と話している。

9月1日に大阪・ザ・シンフォニーホール、12月7日に大宮・ソニックシティ大ホールでも開催される。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 三浦祐太朗、母山口百恵の歌をオーケストラバックに熱唱「いい日旅立ち」「横須賀ストーリー」