石丸伸二氏(2024年7月7日撮影)

東京都知事選で、約165万票を獲得して2位に入った前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(41)が21日、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。既存の政治を打破する方法に関して激論を交わした。

この日は「無党派層で日本は変わる?」と題し、石丸氏が緊急参戦。ビートたけし、東国原英夫氏、阿川佐和子の他、ゲストで政治ジャーナリストの田崎史郎氏、TheHEADLINE編集長の石井健氏らも出演した。

自民党や公明党への岩盤支持が根強くある、という話題の後で、石丸氏は「岩盤という言葉が出て来ていますけど、個人的にはイリュージョンの1種かなと思ってます」と指摘。「(有権者が)あきらめているので、他よりマシだから自民党、公明党に行っているだけであって、固定観念に縛られているんじゃないかとも思う」と話した。

続けて、自身の都知事選出馬には「自分自身がその固定概念がイヤだった、打ち破りたかったので、安芸高田市という小さな街の市長でしかなかった人間が、都知事選に出るというのををやってみせた。そうしたら、出られたし、結果、たくさんの票を頂けた。ほら、固定観念だったじゃないですか。選挙戦術の話もそうなんです。メディアに出られないとしたら、ネットメディアがあるじゃないか。17日間で200回以上街頭演説をして、ハイタッチで回りました。やったら結構できることがありましたよ」と振り返った。

さらに、「都知事選で争点を作るのは難しいんですよ。だって日本で一番豊かな自治体なんですから。寝ててもいいんです、究極、都知事って。これを変えたいというイシューが作れなかったというのが、チャレンジャーが不利な点」と持論を展開。「他の地方においてはそうではないですし、国政においてはどう考えても日本の課題はあるので、固定観念に縛られなかったら、うまく作って新たなチャレンジャーが出られるんじゃないかな」と説明した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 石丸伸二氏「寝ててもいいんです。究極、都知事って」選挙の争点を作る難しさを説明