舛添要一氏(2019年撮影)

東京都知事や参院議員を務めた国際政治学者の舛添要一氏(75)が17日までにX(旧ツイッター)を更新。パワハラ疑惑渦中にある斎藤元彦兵庫県知事の会見で、記者との質疑応答に違和感を示した。

斎藤知事は、自身のパワハラ疑惑などを告発し懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題をめぐり、16日に会見を行った。

今回の問題は今年3月、元県幹部の男性が関係者や報道機関に配布した告発文書の中で、知事のパワハラや企業からの贈答品受け取りなど、7項目の疑惑について言及。これに対し、斎藤知事は「うそ八百」などと強い調子で否定した。

また、亡くなった男性が残した音声データには、斎藤知事が関係者にワイン等の贈り物をねだるようなやりとりが録音されていたことも判明。この疑惑について、斎藤知事は「詳細を承知していないので、この場で答えると言うことが適切なのか、詳細がわかり次第、しかるべき場で回答をさせて頂きたい」と述べるに留めた。

舛添氏は「兵庫県知事と記者との質疑応答を見て、違和感を感じる」と言及。「知事が地元産のワインを飲んでみたいとか、地元産のテーブルや椅子を県庁で使いたいとか言うのは変ではない。私は、都知事のとき、多摩産の木造椅子を応援室に入れ、都の産品の宣伝のためだ。東京の果物も試食して宣伝した」と自身の経験をもとに、「批判には公正が必要」と指摘した。

また、続く投稿では「ある大新聞の社会部長が『うちは馬鹿の集団なんです』と私に自虐的に言った。政治部や経済部の記者が賢く見えたものだ。もちろん、優秀な社会部の記者もいるだろうが、一般的にはその社会部長の言は正鵠を得ている」とチクリ。「そして、その馬鹿報道をTVのワイドショーが拡大再生産する。日本劣化の元凶である」と批判した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 兵庫・斎藤元彦知事の疑惑めぐる記者質問 舛添要一氏が違和感「批判には公正が必要」