『呪術廻戦』パンダを徹底解説!名台詞・担当声優までプロフィール総まとめ
パンダの基本プロフィール
引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト
| 声優 | 関智一(せきともかず)さん |
| 舞台キャスト | 寺山武志(てらやまたけし)さん |
| 誕生日 | 3月5日 |
| 身長 | 190cm以上 |
| 所属 | 呪術高専(東京校)2年 |
| 階級 | 準2級呪術師(1級査定保留中) |
| 生得術式 | なし |
ここで注目したいのが、プロフィール欄そのものがボケとして完成してしまっている点。性別は「パンダ」、犬か猫かの質問にも「パンダ」。全部パンダで押し切ってくるスタイルです。
さらに趣味は「パンダグッズ収集」で、ストレスは「パンダ以外の動物がちやほやされること」。アイデンティティが徹底しすぎていて、読んでいるだけで笑ってしまいます。
アニメでは関智一さんが、見た目とのギャップがすさまじい渋い声でパンダを演じています。
パンダの人物・魅力
パンダの魅力は、動くぬいぐるみという圧倒的なビジュアルのインパクトと、中身が完全に頼れる兄貴分だというギャップにあります。
正体は、夜蛾正道の最高傑作である「突然変異呪骸」。感情を持って生まれた呪骸であり、本来なら術者の呪力で動くところを、呪力を自己補完することで完全に自立しています。パンダの見た目をしたパンダではない存在、という説明がいちばんしっくりきますよね。
性格は陽気でノリがよく、2年生のなかではもっとも常識的な言動をとるポジション。常に仲間に気を配り、注意役も引き受けるムードメーカーです。
その一方で、悪ノリが好きな一面も。真希の乙骨に対するツンデレを指摘してイジったり、釘崎と一緒になって西宮を挑発したりと、他人の色恋ごとには目がありません。神経を逆なでされた真希から畜生扱いされるまでがワンセットです。
呪骸ゆえの特性も独特で、食事ができる一方、腕が欠損しても復活し、破損すると綿が出てくるという仕様。深刻な戦闘のはずなのに綿が舞う画面には、なんとも言えない気持ちになります。
葛藤しながらも行動し続ける人間の心情を「自分に無い部分」としたうえで、それを「キモイけど好き」と言い切る価値観も印象的です。人ではないからこそ、人を肯定できる。この視点があるからこそ、パンダは仲間として信頼されています。
パンダの名台詞・名場面集
パンダは決め台詞で魅せるタイプというより、場面そのものが面白いキャラクター。ただし、要所ではきちんと格好いい言葉を置いていきます。
「パンダだ よろしく頼む」
「お前の敗因は 人形ナメすぎ」
「俺はオマエの敵じゃない。何か叶えたいことがあるなら手伝うぜ」
1つ目は初対面の挨拶。名前がそのまま自己紹介になっている潔さと、渋い声で真面目に言い切る温度差で、初見のインパクトは絶大です。
2つ目は戦闘時の一言。普段の緩さからは想像できない鋭さで、人形だと侮った相手を叩き伏せます。この落差こそパンダの本領。
3つ目は、交流会でメカ丸から嫉妬と苛立ちを向けられた場面での言葉。挑発に乗らず、まっすぐ手を差し出す。ここにパンダの人間性(呪骸性?)が詰まっています。
【以下ネタバレ注意】パンダの関係性
夜蛾正道
引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト
パンダを生み出した呪骸術師であり、生みの親。パンダは夜蛾の最高傑作とされ、感情を持って生まれた唯一の存在です。育ててくれた恩義を背負う関係性は、親子とも師弟ともつかない独特の距離感。呪骸として作られた存在が、作り手に感情を返せるという構図が尊いのです。
禪院真希
引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト
同期であり、いちばん遠慮のない相手。パンダが乙骨へのツンデレをイジれば、真希からは畜生扱いで返される——という応酬が定番です。それでも行動を共にし、真希の呪具を持ち運ぶサポートも担当。口の悪さと信頼の厚さが比例している、良い関係と考えられます。
狗巻棘
引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト
真希とともに行動する同期トリオの1人。「しゃけ」「おかか」しか話さない狗巻と、渋い声で人語を操るパンダという組み合わせだけで画が強い。この3人が並んだときの空気感は、シリーズ屈指の癒やしゾーンです。
乙骨憂太
引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト
同じ2年の仲間であり、物語の終盤ではパンダの所有権を持つことになる人物。最後まで縁が切れない相手として、パンダの物語を静かに支えています。
虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇
引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト
1年生の後輩たち。パンダは面倒見のいい先輩として接し、釘崎とは一緒に悪ノリするほどの距離感です。年下相手でも威張らず、ちゃんと相談相手になれるところが兄貴分らしいところ。
パンダの能力・戦闘の見どころ
パンダ最大の設定が、呪骸の「核」を3つ持っているという点。通常の呪骸は核が1つだけですが、パンダはパンダ核に加えて「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばれる核を備えています。
バランス型のパンダ核に対して、お兄ちゃんはゴリラ核でパワー特化、お姉ちゃんはトリケラトプス核。同じ身体のなかでモードを切り替えて戦うという構造が、シンプルに面白い。
この多核構造が生む強みが2つあります。ひとつは生存力。核を1つ壊されても活動を続けられるため、致命傷という概念が薄くなります。もうひとつが位置のブラフ。相手からすれば「どの核を狙えばいいのか」が分からず、弱点を突いたつもりが空振りになるのです。
戦闘スタイルは肉弾戦が主体で、生得術式は持ちません。それでも怪力と体術で押し切れるのが強み。ゴリラモードでは激震掌(ドラミングビート)を放ち、パワーで盤面をひっくり返します。
そして見どころが、交流会でのメカ丸戦。力任せではなく頭脳戦で勝利をもぎ取る展開は、パンダというキャラクターの評価が一気に上がった場面です。緩い見た目で、いちばん冷静に盤面を読んでいる。このギャップこそがパンダの武器と言えます。
【以下ネタバレ注意】死滅回游での損壊
渋谷事変では日下部と行動をともにしていたパンダですが、暴走した虎杖(宿儺)の攻撃に巻き込まれ、通常核が大ダメージを受けます。本人の言葉を借りれば「残機2機」の状態。この時点ですでに削られていました。
そして死滅回游編。東京第2結界から参加したパンダは、鹿紫雲一といきなり遭遇してしまいます。結果はパンダ核以外を完全に破壊されるという惨敗で、殺されかけたところを秤の乱入によって救われました。
お兄ちゃんとお姉ちゃん。3つの核のうち2つを失ったパンダは、その後遺症からかサイズがかなり縮んでしまいます。あの大きな体が小さくなってしまう描写は、戦闘力の喪失以上に胸に来るものがありました。
それでもパンダは、最後まで仲間の側にい続けます。人外魔境新宿決戦では戦えないため待機に回りますが、離脱するわけではありません。戦えなくなっても居場所がある——この描かれ方が、パンダというキャラクターへの愛情を感じさせます。
【以下ネタバレ注意】エピローグで描かれたその後
エピローグでは、死滅回游からしばらく経ったのちにパンダが機能停止したことが明かされます。そしてその後は、五条家の忌庫で管理されることに。所有権を持っているのは乙骨憂太です。
倉のなかで眠りながら、たまに動くことがある——という語られ方が、またずるい。完全に終わってしまったわけではなく、かといって以前のように戦えるわけでもない。その曖昧な状態のまま、時間だけが過ぎていきます。
そして年月を経たあと、当時を知る数少ない存在として、虎杖や釘崎と再会する場面が描かれました。仲間たちが年を重ねていくなかで、あの頃の姿のまま在り続ける存在。切なさと温かさが同居した、パンダらしい締めくくりです。
パンダの余談・トリビア
最後に、知っておくとパンダがもっと好きになる小ネタを紹介します。
・第1期オープニング映像でのパンダの動きが、ネットミームにもなった「笹食ってる場合じゃねぇ」とぴったり一致していると話題になりました。狙ったとしか思えないシンクロ具合です。
・落ち着くために素数を数えるという小ネタも。呪骸なのに精神統一の方法が妙に人間くさいところが愛おしいポイント。
・声を担当する関智一さんは、パンダの声のイメージを「自己流タラちゃん」と語ったといいます。あの渋い声からタラちゃんが出てくる発想に、驚いたファンも多いのではないでしょうか。
・真希からは事あるごとに畜生扱い。本人もまったく気にしていないあたり、関係性として完成しています。
・ご飯派かパン派かを問われれば、答えは当然パン派。理由は「パンダだから」。ここでも一貫していました。
動いて喋る巨大なぬいぐるみでありながら、誰よりも仲間思いで頼れる兄貴分。パンダは『呪術廻戦』という物語のなかで、笑いと安心と切なさを同時に担ってきた存在です。名場面やトリオの掛け合いを追いながら、ぜひもう一度、その歩みを見届けてみてくださいね。