BL心理ホラー『俺の解体史』9月4日Steam配信!亡国の王子×叔父の共依存が沼すぎる……!
インディー開発チームPop Elephant Studioが手がけるBL心理ホラーADV『俺の解体史』(英題:Dissolution of My Self)が、2026年9月4日(金)にSteamで配信されます。
舞台は、ごくありふれた賃貸マンションの一室。亡国の王子ヘクトルと、その叔父であり副官のマトヴェイ、ふたりの共依存の記憶を、プレイヤーが日用品をクリックしながら掘り起こしていくポイント&クリック式のADVです。
ヘクトル役に刺草ネトルさん、マトヴェイ役に古河徹人さんを迎え、日本語ボイス・テキストに対応。価格は790円(税込)で、発売記念の10%オフなら711円(税込)で手に入ります。無料デモも配信中なので、雰囲気を先に確かめておくのもおすすめです。
BL心理ホラーADV『俺の解体史』はどんなゲーム?
『俺の解体史』は、亡命・依存・アイデンティティの崩壊を描くポイント&クリック式の心理ホラー・ナラティブゲームです。
プレイヤーがいるのは、一室の賃貸マンション。窓、テレビ、食卓の椅子、薬瓶といった何気ない日用品をクリックしていくと、主人公・ヘクトルの記憶の断片が少しずつ読み取れるようになっています。
ただし、この探索は「思い出す」ためのものではありません。プレイヤーの役目は、ヘクトルが向き合うことを拒んできた記憶を呼び起こし、彼が忘れる手助けをすること。自我を消していく作業をこちらの手で進めていく、という構造そのものが本作最大の仕掛けになっています。
公式が掲げるコピーは「権力構造は解体される。人もまた、解体される。」。ありふれた部屋の日用品が、すべて親しい相手を支配してきた証拠として立ち上がってくる感覚、想像しただけで背筋が冷える……!
『俺の解体史』のトレーラーが公開中
公式トレーラーでは、手描きの質感で描かれた部屋の様子と、ふたりの声のやり取りが確認できます。まずはここで作品の空気を確かめてみてください。
『俺の解体史』のキャラクター
物語に登場するのは、亡国の王子ヘクトルと、その叔父であり副官でもあるマトヴェイのふたり。日本語ボイスに対応しており、キャストもすでに発表されています。
ヘクトル(CV:刺草ネトルさん)
「お前の身体だけが、俺の唯一の領土だ。」
異郷に流亡し、借りたアパートに閉じ込められた亡国の王子。身分も故郷も未来も失った彼は、マトヴェイへの依存も憎しみも、そして愛情までも、自らの解体の深みへと引きずり込んでいきます。
領土を失った王子が、たったひとりの身内を「唯一の領土」と呼ぶ。この一文だけで関係性の歪みが伝わってきて、もう手遅れな予感しかしません。
マトヴェイ(CV:古河徹人さん)
「もしあなたが、ただの家族でいてくれたなら……僕の子どもは、もう歩ける年になっていたでしょうね。」
ヘクトルの叔父であり副官。亡国後は偽名を使ってともに流亡し、今は無資格の電気工として生活を支えています。そしてヘクトルは彼を、臣下・叔父・介護者・妻・母親として同時に扱っている。
ひとりの人間に役割を何重にも背負わせている時点で、共依存というより支配。それでも隣にい続けるマトヴェイの選択が、どう響くのか気になります。
『俺の解体史』のゲームの特徴
調べる順番はプレイヤー次第、エンディングは一つ
何に先に触れるかで、ヘクトルが何を先に思い出すかが変わります。探索が変えるのは物語の展開順とリズムであり、エンディングは一つ。プレイ中のオプションも、別エンディングや第二ルートを解放するものではなく、読み方やテキストの体験に影響するものです。
さらに、服薬の有無によって同じ出来事の語られ方・見え方が変わります。彼が記憶をどう語るかはその時の精神状態に完全に左右されるため、語りをそのまま信じられるとは限りません。
そして、一度触れたオブジェクトは次第にぼやけ、機能を失っていきます。自分が選んだ順番どおりに部屋も記憶も削れていくため、触れる順を変えて読み直すと印象が変わる作りだと考えられます。
怪物もジャンプスケアもない心理ホラー
本作の恐怖は、閉ざされた空間、亡命生活、そしてふたりの間で親情・愛情・祖国への思いが歪み、変質していくことから生まれます。怪物やジャンプスケア、戦闘は登場しません。
叔父と甥、君主と臣下、「ママ」と「赤ちゃん」、介護者と患者。公式が挙げるこの関係の並びが、そのまま作品の重さを物語っています。びっくり系の演出が苦手でも踏み込める一方、じっとりした関係性の描写からは逃げ場なし。心理ホラーは好きだけどモンスターは無理、という人にこそ向いた一本です。
『俺の解体史』は無料デモを配信中
Steamでは無料デモが配信中で、プレイ時間は読む速度にもよりますが約30〜50分。製品版は790円(税込)で、発売記念として10%オフの711円(税込)で購入できます。
実況・配信も可能(内容への配慮が求められています)。まずはデモで空気感を確かめて、配信日を待つという入り方ができるのはありがたいですね。
ただし本作には、自傷行為、心理的操作、親族間における越境的な親密性、退行、暴力、薬物・物質の乱用、生理的な描写、トラウマおよび追放に関するテーマが含まれます。終盤には激しい画面振動もあるため、光過敏のある方は注意してください。
ワンルームで完結する物語でありながら、描かれるのは国を失った男と、それを支え続ける男の関係性のすべて。1本1,000円を切る価格で、これだけ重たい共依存を浴びられる作品はなかなかありません。重厚なBL作品を探している人の次の沼になりそうです。
『俺の解体史』商品概要
タイトル:俺の解体史(英題:Dissolution of My Self)
開発/発売:Pop Elephant Studio
(公式X「@popelephant1」にて、発売記念ギフトカードキャンペーンを開催中)
ジャンル:ポイント&クリック/ADV/BL/心理ホラー/ナラティブ
プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2026年9月4日(金)
価格:790円(税込)/発売記念10%オフ:711円(税込)
日本語対応:ボイス・テキスト対応
デモ:無料配信中(約30〜50分)
実況・配信:可能(内容への配慮が必要/デモ版はいつでも配信可能、フルバージョンは9月17日より配信可能)
詳細はSteamストアページをご確認ください。
※自傷、心理的操作、親族間の越境的な親密性、退行、暴力、薬物・物質の乱用、生理的な描写、トラウマ/追放などの描写を含みます。終盤に強い画面振動があります。