脹相の基本プロフィール


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 

































声優浪川大輔(なみかわだいすけ)さん
舞台キャスト和泉宗兵(いずみそうへい)さん(声の出演)
年齢およそ150歳
身長180cm
正体特級呪物「呪胎九相図」の1番(長男)
実力1級呪術師相当
術式赤血操術(せっけつそうじゅつ)

 


好きな人物は虎杖悠仁・壊相・血塗、そして嫌いな人物は羂索。並べてみると、彼の行動原理が「弟」と「弟を弄んだ相手」の2語だけで説明できてしまいます。


 


およそ150年という時間を生きてきた存在でありながら、その長い年月のほとんどを兄弟のことに費やしてきた男。項目の少なさが、かえって彼の一途さを浮かび上がらせます。


 


アニメでは浪川大輔さんが、淡々とした語り口の奥にある熱を丁寧に乗せて演じています。


 


 


脹相の人物・魅力


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


脹相の魅力は、浮世離れした無気力な佇まいと、弟へのあまりに熱すぎる愛のギャップに尽きます。


 


髪を2つに結い、厚手の和服をまとった端正な男。鼻筋には横長の黒い模様が入り、九相図の兄弟のなかでもっとも人間に近い姿をしています。


 


表情はほとんど崩れず、常にどこか茫洋とした空気をまとっているのが第一印象。


 


ところが、話題が弟のことになった瞬間、その温度は跳ね上がります。「俺達は3人で1つだ」という言葉が示すとおり、彼にとって兄弟愛は信条そのもの。弟のためなら、消耗しきっていようが命を張ることを一切ためらいません。「弟の前で命を張らない理由になるか?」という覚悟の据わり方は、まさに兄そのものです。


 


さらに深いのが、兄としての哲学。「兄であっても失敗する、だからこそ弟は自分で道を選べる」という考え方は、弟を縛らないための優しさに他なりません。守るだけでなく、選ばせる。そこまで含めての「お兄ちゃん」なのです。


 


 


脹相の名言・迷言集


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


脹相はシリーズ屈指の名言製造機であり、同時に迷言製造機でもあります。


 


「どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!」


「全力でお兄ちゃんを遂行する!!」


「俺達は3人で1つだ」


「弟の前で命を張らない理由になるか?」


 


本人はいたって真剣。それなのに、あまりに直球すぎて笑ってしまう。「どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!」に至っては、作品を追っていない人ですら耳にしたことがあるレベルの浸透ぶりで、SNSでもたびたび話題をさらってきました。


 


 


【以下ネタバレ注意】脹相の関係性


壊相・血塗


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


呪胎九相図の2番と3番であり、脹相にとって最愛の弟たち。八十八橋での戦いで2人を失ったことが、その後の脹相の行動をすべて決定づけました。九相図の兄弟は母親の記憶を持ちませんが、だからこそ互いへの結びつきが異様なまでに強いのです。


 


 


虎杖悠仁


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


脹相の物語の核であり、最大の皮肉。当初は弟2人を殺した仇として虎杖に襲いかかりますが、戦いのなかで「存在しない記憶」を幻視し、虎杖もまた自分の弟であると感じ取ってしまいます。


 


仇だと思って殺しにいった相手が、実は守るべき弟だった。この一撃で脹相というキャラクターの立ち位置は完全に反転し、以降は虎杖を守るために行動をともにするようになります。「お兄ちゃん」の対象が増えた瞬間でもありました。


 


 


加茂憲倫(羂索)


九相図を生み出した張本人であり、母と弟たちを弄んだ宿敵。脹相は渋谷事変の終盤、夏油の姿をした人物の正体がこの男であることを看破し、激昂して反旗を翻します。プロフィールの「嫌いな人物」に名前が挙がるのも当然の相手です。


 


 


母親


九相図の兄弟のなかで、脹相だけが唯一その姿を記憶している肉親。弟たちが知らない記憶を1人だけ抱えているという事実が、彼の「兄」としての責任感をより重くしています。


 


 


九十九由基


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


天元の護衛として薨星宮に残り、ともに羂索を迎え撃った特級術師。窮地のなかで脹相を逃がした人物でもあります。呪物として生まれた彼が、人として託されるものを受け取る場面としても印象的です。


 


 


加茂憲紀


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


加茂家の血を引き、脹相と同じ「赤血操術」を使う術師。同じ術式を持ちながら、扱いの精度も出力もまるで違う2人。この対比があるからこそ、脹相の特異性がより際立ちます。


 


 


脹相の能力・戦闘の見どころ


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


脹相が扱うのは、御三家・加茂家相伝の術式「赤血操術」。加茂憲倫が九相図の制作時に自らの血を混ぜたことで、脹相はこの術式を受け継ぎました。


 


そのうえで決定的なのが、呪霊との混血である彼が呪力を血液に変換できる特異体質だという点。呪力が枯渇しない限り失血死しないため、人間の術師には絶対に不可能な物量戦を仕掛けられます。


 


血が武器である術式において、血が尽きないというのは反則的なアドバンテージ。まさに完全上位互換です。


 


戦い方は肉弾戦と術式の併用で、近距離から遠距離まで穴がありません。代表的な技が、血を高密度に圧縮する「百斂」と、そこから撃ち出す「穿血」。さらに脹相独自の拡張として「超新星」も持ち、血そのものが毒として作用する点も厄介です。


 


加えて、血の繋がった兄弟の異変を術式で感じ取れるという特性も。虎杖が弟であると確信できたのは、この能力があったからこそでした。


 


弱点は水。血が薄まる状況では本来の威力を出しにくくなります。とはいえ、それを補って余りある物量と応用力があるからこそ、脹相は1級呪術師相当と評価されているのです。


 


 


【以下ネタバレ注意】渋谷事変〜死滅回游編の活躍


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


渋谷事変で脹相は、渋谷駅地下ホームにて漏瑚・花御とともに五条悟と対峙します。とはいえ本人のやる気は薄く、五条からも「攻撃の優先順位は低い」と見なされるほど。この時点ではまだ、呪霊側に都合よく乗っているだけの立ち位置でした。


 


状況が動くのは、五条封印後の虎杖捜索から。弟の仇として虎杖に襲いかかり、激戦の末に気絶させるところまで追い詰めます。しかしトドメを刺そうとした瞬間、虎杖が自分の弟であるという「存在しない記憶」に戸惑い、その場を離れました。


 


ここからの反転が見事です。脹相は夏油の亡骸に寄生する黒幕の正体が、自分たちを生み出して弄んだ加茂憲倫であることを看破。虎杖と戦うよう仕向けられていた事実に激昂し、そのまま反旗を翻します。仇討ちのために生きてきた男が、憎むべき相手を取り違えていたと気づく——この瞬間の転回が、脹相というキャラクターの分水嶺でした。


 


渋谷事変後は虎杖を守るために行動をともにするようになり、死滅回游編では虎杖への刺客として現れた禪院直哉を撃退。150年間ひたすら自分の術式と向き合い続けてきた経験を、赤血操術のすべてを注ぎ込んで示してみせました。


 


 


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


その後は乙骨や伏黒と合流した虎杖とともに高専へ向かい、九十九由基と合流して天元のいる薨星宮へ。天元の要請を受け、九十九とともに護衛として残ります。そして薨星宮に侵入してきた羂索を2人で迎え撃ち、一時は追い詰めるものの敗北。九十九に逃がされ、獄門疆・裏を持ち帰って高専に事態を伝えました。


 


 


脹相の余談・トリビア


引用:アニメ『呪術廻戦』公式サイト


 


最後に、知っておくと脹相がもっと好きになる小ネタを紹介します。


 


・初登場はコミックス7巻の表紙。ところが本編での出番はわずか数コマという、表紙詐欺すれすれの扱いからスタートしました。


 


・渋谷事変以降、屈指の人気キャラクターへと急上昇。人気投票では初登場ながら7位に食い込み、株の上がり方が話題になりました。


 


・「お兄ちゃんどこ」がSNSでトレンド入りするほど愛される存在に。ネタとして扱われながら、ここまで愛情を持って語られるキャラクターもなかなかいません。


 


・名前の由来は、仏教画の「九相図」。遺体が朽ちていく9つの段階を描いたもので、その最初の段階が「脹相」にあたります。呪胎九相図という名称そのものが、この画題から取られています。


 




 


呪物として生まれ、弟のためだけに150年を生き、最後は人として誰かを守る側に立った男。脹相の言動はときに笑いを誘いますが、その根っこにあるのはどこまでもまっすぐな兄の愛です。名言を追いながら、彼の歩みをもう一度見届けてみてくださいね。


 


情報提供元: にじめん
記事名:「 『呪術廻戦』脹相(ちょうそう)徹底解説!名言・赤血操術・担当声優までプロフィール総まとめ